2006-01-01から1年間の記事一覧
下記の通り、映画は昨年よりも二倍以上の本数を観ることが出来たんですが、その分なのか本の方は結構減ってしまい、2006年の総読了数は162でした。その中でも特に印象的で、どうしてももう一度紹介したい作品を、何とか厳選して十三作ほど挙げてみました。こ…
去年は全部で三十本しか観られなかったんですが、今年は結構率先して観たので、映画館とTVやDVDなどで鑑賞したもの(二回目以降の作品*1も含む)を合わせると、一年間で七十一本観ることが出来ました。と云う訳で、その中でも特に印象的だった作品を、映画館…
これまで毎月書いてきたので、一応12月も。とは云え、今日の日記はちょっと長くなりそうなので、早々に続きを読む記法に任せたいと想います。因みに今月の読了数は10冊で、特に印象的だったのは『ピカルディの薔薇』『きつねのはなし』『フロイトの函』辺り…
ジョージ朝倉さんの同名漫画を原作としたオムニバス形式の作品で、その中の一篇の監督・脚本を大森美香さんが担当されていると云う事前情報だけで鑑賞したんですが、いやはやキャストも何気に豪華でした。その大森さんが監督された「あたしをしらないキミへ…
『本ミス』に引き続き、こちらも何とか年内に読み終えることが出来ました。まぁ、既読率に関しては、『本ミス』よりも更に低いですけどね。「ベスト・オブ・ベスト10(国内編)」に選ばれた十一作の中でさえ、二冊しか読んでないくらいですから。『このミス…
面白かったですねぇ。これがホラーなのか幻想小説なのか何なのかはよく判りませんし、別に何でもいいんですが、とにかく面白かったです。先ず、文章の肌触りがとても性に合ったし、語られている内容にも凄く惹き込まれた。キャラクターの立て方も巧くて、そ…
2006年もそろそろ終わりと云うことで、今年観た連続ドラマ全五十一作の中でも特に印象的だったものを厳選して十作品、備忘録的な感じで挙げておきたいと想います。順位とかをつけるのがちょっと難しかったので、並びは放送開始日が早かった順と云うことで。…
まぁ、映画版のスピンオフと云うか、完全に「エピソード0」的な内容でしたね。このドラマの出来がどうこうと云うよりは、「映画も観に行きたい!」と想わせたらOKだったんでしょうが、その思惑にまんまと嵌められてしまいました。年明け早々にも、映画の方を…
倖田式―限定版― 作者: 倖田來未 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2006/12 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (4件) を見る 海の仙人 (新潮文庫) 作者: 絲山秋子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/12/22 メディア: 文庫 購…
ホラーはあんまり観ないんですが、何故か深夜にTV放送されたものを録画していたので鑑賞致しました。普通に怖くて、面白かったです。で、観ている途中にどうしてこの映画を観ようと想ったのか気が付きました。木村多江さんと真木よう子さんが出られていたの…
ミステリアスセッティング 作者: 阿部和重 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 2006/11 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (64件) を見る 盤上の敵 (講談社文庫) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2002/10/16 …
まぁ、最近はめっきりミステリー読みじゃない感じなんですが(と云うか、一度でも僕がミステリー読みだった瞬間が果たしてあったのだろうか? 些か怪しいものである)、それでもやっぱり気になるものでして。別に、ランキングの順位とかにはそんなに興味はな…
まぁ、これまでも薄々感じてはいたんですが、タイトルの「役者魂!」と云うのが最大の叙述トリックだったな、と。つまり、それは劇中に登場する本能寺や里奈と云った俳優達の「役者魂!」のことではなく、松さんや藤田さんや香川さんや森山君の「役者魂!」…
ブラボー! こんなのもう、面白くない/感動出来ない/盛り上がれないなんて云ったら嘘になりますよ。最高。素晴らしかった。もう、あんまり細かいことを書こうとは想わないんですが、折角なので少しだけ。先ず、のだめの父親役を演じた岩松了さんが凄く良か…
豪華なキャスト陣と行定勲監督と云うことで、観てみようと想った僕の方が悪かったようでして。少なくとも、この映画のメインターゲットに、僕は入っていなかったような気がしました。と云うか、そもそもこの映画のメインターゲットって、一体どういう層だっ…
Black Cherry (初回限定盤)(2DVD付) アーティスト: 倖田來未,Bro.KORN,h-wonder,ANDREAO“FANATIC”HEARD,THE CONGLOMERATE 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング 発売日: 2006/12/20 メディア: CD クリック: 34回 この商品を含むブログ (63件) を見…
本作を観るに至った経緯は省略致しますが、こんなにもツッコミどころの多い映画と云うのも久し振り、と云うか初めて観たような気がします。大人数で、ワイワイガヤガヤと観るのがお勧めだと想います。何シリーズかは判然としませんが、浦賀さんの一番新しい…
iKILL (講談社BOX) 作者: 渡辺浩弐 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/12/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 2人 クリック: 17回 この商品を含むブログ (35件) を見る 魔人探偵脳噛ネウロ (5) (ジャンプ・コミックス) 作者: 松井優征 出版社/メ…
故宇山日出臣氏に、少しの美酒とともに、本書を捧げます。(p.4) 実にミステリーランドらしい、もしかしたらミステリーランドと云う叢書がなければ――いや、宇山日出臣氏と云う編集者が存在しなければ、書かれなかった作品かも知れません。それだけ、得難い…
犯人を変えてきましたか。確かに、原作や映画を先に読んだり観たりしていた人にはなかなかのサプライズだったような気もしますが(直前の演出も含めて)、このドラマ自体のオリジナリティとして、その変更した犯人にそこまで意味があったかと云うと……ちょっ…
感無量、ですね。他に言葉がないです。素晴らしい最終回だったと想います。これまでずっと出番が抑えられていた鳴海先生のキャラクターのディテールも、冒頭五分で明らかになったし、彩佳の手術に関しても良かったの一言です。ただ、次の続篇のことを考える…
日本に浦賀和宏がいるように、世界にはデヴィッド・マドセンがいる……ような気がしました。そして、これがある意味『欠゛』の本来あるべき姿であったと云っても過言ではない、とさえ想いました。大変面白かったです。こりゃあ、『グノーシスの薔薇』も読まな…
柳沢さんは、完全にシナリオ的に持て余してしまいましたね。最初はもっと膨らませる予定だったのかも知れないけれど(と云うか、そうじゃないとこれまでの数々の怪しい言動が理解出来ない)、流石に最後のあれだけじゃあ、ちょっと取って付けたような感は否…
あー、いやー、うん。桜子と忠太の母親であるまり子も、瞳美と似たような(いや、殆ど同じ)境遇だったと云う設定はいいと想うんですよ。また、それが瞳美の気持ちに大きな変化を齎したと云うのも判らんではない。しかし、これが本当に皆にとって幸せな結末…
あまりにも綺麗に終わってしまったので、何だか茶々を入れるのが忍びない気がしてならないんですが、これじゃあ「僕の歩く道」じゃなくて「僕の走る道」なんじゃないの?と、多くの人がツッコミを入れたんではなかろうかと想われた最終回でしたが、それ以外…
さよなら絶望先生(6) (講談社コミックス) 作者: 久米田康治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/12/15 メディア: コミック 購入: 6人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (234件) を見る 自分自身が絶望してしまわないために。
最早僕に出来ることは、来週の最終回までしっかりと観尽くして、そのラストを胸に焼き付けることだけのような気がします。高橋が現れた時の、清良(と云うか水川さん)の窓越しのリアクションが最高でした。やっぱりコメディエンヌもいけるな、この人。何と…
こりゃあ、日本でヒットするわ。だって、こういう話大好きじゃないですか、多くの日本人って。まぁ、何の屈託もなく、僕はその大多数に属していると主張したい訳ですが。いやー、泣いた。普通に泣いた。終盤の手紙のところとかボロボロ泣いた。それに、詳し…
何だか、もの凄い作品を観てしまった、と云う気持ちになりました。真木よう子初主演映画で、未読ながら原作小説にも以前から興味があったので、「取り敢えず映画から」くらいの軽い感覚で観てしまったのですが、そんな自分を過去に遡って怒ってやりたいほど…
目の前に起こる全ての事象を受け入れて生きていくしか術がないこと、そして、自分で何かをコントロールしようとすることがいかに傲慢であるかを誰からともなく教えられ、楽な気持ちになった。(p.106) 「夢を叶えるには人生は短すぎる。しかし、夢を諦める…