chronic life

I can (not) have relations.

僕の歩く道/最終回

あまりにも綺麗に終わってしまったので、何だか茶々を入れるのが忍びない気がしてならないんですが、これじゃあ「僕の歩く道」じゃなくて「僕の走る道」なんじゃないの?と、多くの人がツッコミを入れたんではなかろうかと想われた最終回でしたが、それ以外にも幾つか気になったところがありまして。先ず、輝明の鳶に対する拘りみたいなものを、もうちょっと前から少しずつでも描いていてくれれば、今回のレース中の行動にももっと説得力が出たかなぁ、と。僕の記憶する限り、鳶(と云わず広く鳥類)に関して言及されたのは、恐らく今回が初めてのことだったと想うので。次に、これは敢えて描かなかったのでしょうが、都古に離婚を切り出された後の河原が全く登場しなかったのが、ちょっと気になりました。前妻と別れた時のことを考えれば、もっと色々あったと想うんですよねぇ。或いは、流石に河原も少しは成長して、そのまま素直に身を引いたのかも知れないですが、それにしたって些か尻切れとんぼだった感は否めないかなぁ。それと、久保が本社に戻った後の新しい園長は誰になったのか(また本社から別の人がやってきたのか、古賀がスライド式に園長へ昇進したのか)も、出来れば描いて欲しかったです。いや、別にあれが古賀の画策だったとか想う気は更々ないんですが、輝明との関係もあるし、新しい園長が登場するシーンがチラッとくらいあっても悪くはなかったかな、と想いまして。と、色々書いてはおりますが、全体としては非常にクオリティが高くて、大変面白く観させていただきました。「僕シリーズ」の最終章としても、納得の出来る内容だったと想います。個人的には、りなと亀田の存在がとても印象的でした。本仮屋さん、まだまだ伸びそうだわぁ。