chronic life

地下室の屋根裏部屋で

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月の読了本

デカルトの密室/瀬名秀明/新潮社 I LOVE YOU/伊坂幸太郎・石田衣良・市川拓司・中田永一・中村航・本多孝好/祥伝社 ひなた/吉田修一/光文社 永遠のフローズンチョコレート/扇智史/ファミ通文庫 ナラタージュ/島本理生/角川書店 一人の男が飛行機か…

ブラザートム“舌好調”で仕事復帰

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/04/30/03.html このカテゴリーにするのもどうかとは想いましたが、『てるてるあした』の収録に復帰したと云う話題なので、まぁいいんじゃないかと。何はともあれ、早めの復帰で嬉しい限りです。ドラマの…

気になる本

他人を見下す若者たち/速水敏彦/講談社現代新書 某氏の真似、と云うかパクリですが。本当は、昨日出掛けた時に買いたいと想っていたんですが、残念ながら持ち合わせがなかったもので。帯が『THE 3名様』の一コマ(正確には三コマ)と云うのが、気になった…

マチベン/第四回

今回は、一際重いと云うか、シリアスな内容でしたね。しかし、ゲストが一徳さんだったので、その分いい感じに空気が中和されていたと云うか、独特の軽やかなテイストが感じられて、とにかく一徳さんが良かったです。何かもう、最近は「一徳マジック」様様な…

云い訳

別に悲劇でも何でもないんですが、このフレーズを想い付いてしまったので、使わずにはいられなかったのです。「一日目」と付けたのは、ただのノリです。続くかどうかは判りません。

てるてるあした/第三回

原作を読んでいないんでアレですが、これまでの雰囲気からして、まさかこんなに悪意剥き出し――と云うか、欲望全開の人が出てくるとは想っていなかったので、先ずそれにびっくりしました。サヤにエリカ、照代に偉子と、それぞれ友人的存在が出来て、漸く基本…

富豪刑事デラックス/第二回

ドラマ全体としては、概ね面白かったんですが、やはり美和子単体としてのインパクトと云う意味では、ちょっとパワーダウンしているような印象でした。殆どラストの謎解き後の例の件くらいしか、突拍子もない言動がなかった感じがしたし。まぁ、この前後篇に…

検事キムタク、「HERO」で5年ぶりに帰ってくる!

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200604/gt2006042803.html 朝起き抜けにTVを点けて、いきなりこのニュースにぶち当たって、かなりの衝撃を受けました。だって、びっくりしますよ、これは。まさか、こういう形で復活するとは想ってもみなかった。しかも、…

レキシントンの幽霊/村上春樹/文春文庫

良かった。この「良かった」は、心の底から深い実感を込めて吐き出された、僕としてはかなり重みのある「良かった」なのです。文庫本で200頁ほどと云う長さにして、とても読み応えのある、非常に充実した内容の短篇集だったと想います。全体的にどれも面白か…

5月11日返却期限

ロックンロール七部作 作者: 古川日出男 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2005/11/01 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 20回 この商品を含むブログ (114件) を見る アクロバット前夜 作者: 福永信 出版社/メーカー: リトルモア 発売日: 2001/05 メディ…

弁護士のくず/第三回

今週もなかなか見応えがあって、面白かったです。小説家の盗作問題を扱っているってのも、個人的に興味深かったし。片桐はいりさんの怪演も良かったけど、瀬能セリ役に北川弘美をキャスティングしたのも、かなり絶妙だったなぁ、と。終盤の逆転劇も、この二…

及川光博&斉藤由貴 共演!デュエット!!

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060426-OHT1T00028.htm 5月22日スタートの、宮藤官九郎氏脚本の昼ドラ『吾輩は主婦である』の主題歌を、主演の二人が劇中の役「やな家」としてデュエットするそうで。しかも、その主題歌「家庭内デート」の…

どうで死ぬ身の一踊り/西村賢太/講談社

いやー、面白かった。笑った笑った。こんなに笑えるとは、想ってもみなかった。とは云え、そうそう他人事のように笑ってばかりもいられないような気もしますが。だってもう、駄目過ぎますよ、この主人公は。僕が云うんだから、よっぽどです。一人の作家にこ…

死者の書/ジョナサン・キャロル/創元推理文庫

最後まで読み終わった後、改めてカバーに書かれた"THE LAND OF LAUGHS"の文字を目にして、僕は正直、笑うしかなかった。何に起因する笑いなのか、自分でもよく判らなかったのだが、それでも暫くはただ、笑っていることしか出来なかった。いや、もしかしたら…

TBSがドラマ原作募集…大賞は書籍&映像化

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060425-OHT1T00070.htm 待ってましたよ、こういう賞を。全く、僕が応募しなくてどうしてくれようか。しかも、講談社&TBSのタッグだもんなぁ。個人的には、殆ど奇跡に近いカップリングですよ、これは。と云…

THE LAND OF LAUGHS

アトモスフィア 2/西島大介/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション

凄ぇ! 大傑作!! 早くも今年のベスト1は、これに決まった感さえある。まだ読んでいない人に注意して欲しいのは、立ち読みとか、パラパラ頁を捲ったりして、ラストを先に目で捉えてしまわないように、と云うことだ。実際、このラストの神懸かりっぷりと云った…

おいしいプロポーズ/第一回

正直あんまり期待していなかったんですが、予想以上に楽しんで観ることが出来ました。悪く云えばベタと云うことになるのでしょうが、近年これほどまでにちゃんとしたラヴコメ(許されるなら「ロマンティック・コメディ」と云いたい)はなかなかなかったので…

さすらい人さんより

今年1月の「本放出オフ」でいただく予定だった品を今回、受領致しました。

新刊書店

途方に暮れて、人生論 作者: 保坂和志 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2006/04/21 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (67件) を見る アトモスフィア (2) (ハヤカワSFシリーズJコレクション) 作者: 西島大介 出版社/メーカー:…

マチベン/第三回

良かった。これまでの回で……いや、今のところの春クールのドラマで一番良い回だったと想う。今回はやはり、女優陣の演技にとても惹き付けられた。特に、江角さんと若村さんの絡みは、本当に見応えがありました。前クールの『けものみち』でも凄かったけど、…

富豪刑事デラックス/第一回

バカだ、バカ過ぎる……。けど、そこが最高。美和子のボケっぷりは、まだちょっと足りないような気もしたけど、屋敷やら船やら料理やらの豪華さや、他のキャストのとぼけっぷりには、前作よりも更に磨きが掛かっていて、正に「デラックス」な出来栄えでした。…

殉教・微笑/小島信夫/講談社文芸文庫

著者の初期作品を九篇収録しているのですが、これまで僕の読んだ三作の長篇とは大きく違うようでいて、やはりどこか繋がる部分もあるような、どうにも不思議な感覚でした。特に「微笑」には、『抱擁家族』や『うるわしき日々』と似た雰囲気を感じました。「…

弁護士のくず/第二回

今回はやはり、九頭が真琴に語っていた本音と建前の話が印象的だったなぁ。本音ってのは、寿司のワサビみたいなもので、建前の中にほんのちょっと入ってるからいいんであって、本音ばっかりだったら世の中立ち行かないって奴です(大意)。いや、全くその通…

街の灯

観ました。観ました……が、何だか僕には、絶望的に喜劇を楽しむセンスが欠けているのではないだろうか、と想ってしまいました。逆に云えば、完全なるヴァラエティ気質と云うか……。本当、申し訳ないとしか云いようがないですね。一体、誰に謝っているのか判り…

プラスティック・ソウル/阿部和重/講談社

『阿部和重対談集』を読んで以来、是非読んでみたいと想っていた作品で、『批評空間』での連載終了から六年もの間単行本化されず、「失敗作」とか「切断線」とか色々な言葉が飛び交っていたので、それなりに構えて読んだのですが、個人的にはとても面白かっ…

5月2日返却期限

レキシントンの幽霊 (文春文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1999/10/01 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (247件) を見る 村上春樹の短篇集が読みたかったので、半ば発作的に借りました。

ノルウェイの森(下)/村上春樹/講談社

読んでいる最中ずっと、「これはなんて個人的な小説なんだ。とても、何百万人もの読者を獲得するような小説には想えない」と感じていたのですが、「あとがき」まで読み進めてみると、同じ意味合いだとは想いませんが、作者自身も「この小説はきわめて個人的…

マチベン/第二回

今回は脚本も結構良かったけど、このドラマは基本的にキャスティングが巧いよなぁ、と想いました。今回だと、大倉孝二さんと奥貫薫さんがかなり良かった。特に大倉さんは、後半の法廷シーンも凄く良くて、絶妙の配役と演技だったと想います。しかし、まさか…

ノルウェイの森(上)/村上春樹/講談社

何か書くのは、下巻も読み終わってからにしたいと想いますが、少なくとも僕が想像していたものとは全く違う小説でした。長い間、何か重大な勘違いをしていたようです。まぁ、何にしろ小説自体が面白いので、そんなことは些事でしかないですが。ノルウェイの…