chronic life

I can (not) have relations.

マチベン/第三回

良かった。これまでの回で……いや、今のところの春クールのドラマで一番良い回だったと想う。今回はやはり、女優陣の演技にとても惹き付けられた。特に、江角さんと若村さんの絡みは、本当に見応えがありました。前クールの『けものみち』でも凄かったけど、この若村さんの表現力と云うのは流石だな、と。江角さんも完全に天地涼子と云う役を掴んだようで、ブレや疑問を感じるところが全くありませんでした。後、出番はそんなに多くなかったですが、伊藤かずえさんと板谷由夏さんも良かったと想います。まぁ、板谷さんに関しては、登場するだけで僕は満足だったりしてしまう訳ですが。予想通り、弁護士役がかなりハマっていて、『7人の女弁護士』のメンバーとかに入っててもいいのになぁ、と想いました。それにしても、これだけ色々弁護士もののドラマを並列して観ていると、つくづく弁護士ってパフォーマティヴな仕事だよなぁ、と想わされます。特に今回の遺書の件なんか、あそこまで凡て言葉にしてやっと、と云うか言葉にすることによって、漸く事態を進展させることが出来るんですからね。因果な商売だなぁ、と。最後に深川から渡された写真に写っていた森下愛子さんは、エンドロールの名前から考えると、深川の娘役かな。あの写真の二人が、深川の事件の鍵なんでしょうな。それはまだ、後のお話――でしょうけど。で、来週は一徳さんかぁ。本当、このドラマはゲストのセレクトが絶妙だよなぁ。もしかしたら、NHKだからかも知れない。