chronic life

I can (not) have relations.

2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10月の読了本

暗黒館の殺人(上)/綾辻行人/講談社ノベルス 女王様と私/歌野晶午/角川書店 暗黒館の殺人(下)/綾辻行人/講談社ノベルス 黒い時計の旅/スティーヴ・エリクソン/福武文庫 ブルースカイ/桜庭一樹/ハヤカワ文庫JA 平成マシンガンズ/三並夏/『文藝…

野ブタ。をプロデュース/白岩玄/『文藝』2004年冬季号所収

連ドラが予想以上に面白かったので、珍しく放送途中で原作を読んでみました。今のところ初期設定以外、ドラマと原作は殆ど別物ですね。野ブタの性別が違ったり、彰がいなかったりと云った表面的なことだけじゃなくて、作品の雰囲気やエピソードそのものがま…

慎吾キャラの原点!「少年頭脳カトリ」12・21DVD発売

TV

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200510/gt2005103104.html ほ、欲しい……。『少年頭脳カトリ』好きだったなぁ。特に深夜に移ってから。

人のセックスを笑うな/山崎ナオコーラ/『文藝』2004年冬季号所収

オレのファンタジーにぴったりな形がある訳ではない。そこにある形に、オレの心が食い込むのだ。 このペンネームとタイトルで、面白くなかったら詐欺だよなぁと想っていたら、予想以上に面白かったので、僕は無性に嬉しくなってしまった。小説を読んで、楽し…

ブックオフにて

平凡王作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: ブロンズ新社発売日: 1993/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る105円だったので。装幀が結構いいのに、残念だなぁ。

図書館より

リンさんの小さな子作者: フィリップクローデル,Philippe Claudel,高橋啓出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/09/17メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (58件) を見る今日は一冊なので、詳細モードで。高橋源一郎氏ご推薦。

誰のための綾織/飛鳥部勝則/原書房

もしかしたら飛鳥部勝則は、この一作を発表することによって、作家生命が絶たれてしまっても構わない、くらいの意気込みで、この小説を書き上げたのかも知れない。少なくとも、僕にはそのように想われた。それほどの熱意――いや、業とでも呼ぶしかないような…

野ブタ。をプロデュース/第三回

良かったー。木皿さんは本当に巧いなぁ。野ブタ。と義父との関係は、まだまだこれからも描かれていくんだろうから、今後に期待。毎回ラストはちょっと不穏な感じなんだけど、今回は特にアレだったなぁ。何て云うか、青春っぽかった。そして、それが良かった。

『ニート』のこと

http://www.kadokawa.co.jp/sp/200510-05/index.html いつの間にか、web KADOKAWAに特設ページみたいな奴が出来ていたので、改めて紹介しておきます。やっぱこの表紙が本物*1みたい。タイトルと著者名の入り方が凄いなぁ、と。何故か不思議と、この一冊で大…

月の扉/石持浅海/光文社カッパ・ノベルス

表紙がいいなぁ。第一声がそれかよ。殺人に関するトリックとかは、正直よく判らない。画が全く浮かばなかったので、何が何だかさっぱりだった。けど、そんなことはどうでもいい。多分、この小説としてもあまり重要ではなかったような気がするし。以下、色々…

今夜ひとりのベッドで/第二回

いやー、面白い。初回もかなり面白かったけど、今回は更に良かったなぁ。明之と梓が響き合ってからラストまでの展開なんか、もう身悶えしましたよ。龍居さん、素晴らしい。時にこういう心が震えるようなことがあるから、ドラマを観るの止められないんだよな…

美女/連城三紀彦/集英社文庫

「喜劇女優」は本当に凄かった。色んな意味で、普通はこんな作品とても書けない。しかし、連城三紀彦の手に掛かると、これほど鮮やかで見事な出来栄えになるとは。いやはや、確かにこれほどの傑作が、あまり読まれておらずそれほど評判にもなっていなかった…

あいのうた/第三回

いやー、今回も本当に良かった。自分の人生には愛情が足りないと感じている人には、特に迫るものがあったんじゃないだろうか。しかも、押し付けがましい感じじゃないのが更にいいなぁ。って云うか、単純にもっと多くの人に観て欲しいんだけどなぁ、このドラ…

購入

それと、『活字倶楽部』の秋号も買いました。

ここに書くことに意味がある

先日のオフ会*1で、多分一軒目の飲み屋で席を移動してからのこと、「サブアカで何かやろう」みたいな話になって、「ああそれいいなぁ、マジで『鏡月』でやろう!」とその場で想い立ったのだが、「何か」に入っていた具体的な何かをすっかり失念してしまい、…

篠原涼子、ハードボイルドな女刑事に…来年フジ系ドラマ

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200510/gt2005102502.html 原作は、昨年12月に発売された脚本家・秦建日子氏のデビュー作『推理小説』。秦脚本のファンだったのと、そのあまりにストレートなタイトルで気にはなっていたんですが、今のところは未読。しか…

05秋クールドラマ序盤評価

23日に始まった『恋の時間』で、秋クールの連ドラが出揃ったので、夏クールはこっそり休んでいた初回評価を、序盤評価と装いも新たに復活させることにしました。「評価」と云う言葉はどうも違う気がするのですが、他に巧く嵌る云い回しを想い付かないもので…

ライトノベルブームと『ファウスト』の行方

テクノロジー : 日経電子版 ヤバい。ついさっきまで「11月5日は麻耶の方に行こう」と云う気になっていたのに、やっぱ考え直した。うーあーわー。

気になる

小説の秘密をめぐる十二章 (文春文庫) 作者: 河野多恵子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2005/10/07 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (32件) を見る 解説が高橋源一郎。 虹の獄、桜の獄 作者: 竹本健治,建石修志 出版社/メ…

要チェックや!

リンさんの小さな子作者: フィリップクローデル,Philippe Claudel,高橋啓出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/09/17メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (58件) を見る「100人読んで、100人とも泣ける、と断言してもかまわな…

倖田來未、世界初12週連続新曲

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/oct/o20051023_30.htm この人に限っては、もう何をやっても驚かないつもりだったけれど、流石にこれはビックリした。って云うか、マジかよ。他のところの記事によると、12枚のジャケットを繋げると1枚の大きな絵にな…

課長 島雅彦/阿部和重/『新潮』2005年11月号所収

既に多くの人が言及しているだろうから、今更僕が云うようなことでもない気がしますが、芥川賞受賞第一作として、この作品を世に出した阿部和重と云う作家を、僕は愛さずにはいられない。頁数にして僅か4頁。しかも、あの内容にあのラスト。何だよ、もう。面…

図書館より

今ここにいるぼくらは作者: 川端裕人出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/07メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (23件) を見る昨日あれだけ貰ったのに、まだ借りるかお前は。だって『掌の小説』を返しに行ったら、予約してたのが来てたか…

内村“沙悟浄”5年半ぶり連ドラ出演!フジ月9「西遊記」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200510/gt2005102201.html 次期月9の続報。月9で『西遊記』やるってのもかなりビックリしたけど、沙悟浄が内村さんってのも結構驚いた。こうなると、益々三蔵法師と猪八戒のキャストが気になるなぁ。誰になるんだろう。

本放出オフ、祭りの後(著者五十音順)

画像出ねぇとかサイズバラバラとか関係ねぇ(次長課長河本張り)。絶叫城殺人事件 (新潮文庫)作者:有栖, 有栖川新潮社Amazon喜劇悲奇劇 (ハルキ文庫)作者:泡坂 妻夫角川春樹事務所Amazon毒薬の輪舞 (講談社文庫)作者:泡坂 妻夫講談社Amazon浦賀和宏殺人事件 …

絲山秋子氏サイン会情報

今気付いたんですが、今月末くらいに発売される絲山秋子さんの新刊『ニート』のサイン会が行われるようです。以下、公式サイトの10月18日付の日記*1より転載。 「ニート」刊行記念 絲山秋子サイン会 日時:平成17年11月11日(金)18:30〜 場所:三省堂書店神…

図書館より

それと、一度借りて読み切れずに返却してしまった『館島』も改めて借りました。

アムニジアスコープ/スティーヴ・エリクソン/集英社

「映画の、どういうこと書くの?」 「好きかどうかを書くんだ」 ある作家の愛と記憶を巡る小説――なんて、一文で纏められたらどんなに楽なことか。とてもそんな一言では云い尽くせない何かが、この小説からは溢れています。『黒い時計の旅』にもかなりの衝撃…

真夜中の弥次さん喜多さん

リレー式コメンタリー付きで改めて観ました。まぁ、コメンタリーは本当にバカ。馬鹿でも莫迦でもなくて、正真正銘バカとしか云いようがない。宮藤監督と一緒に喋る人が、各宿によってそれぞれ変わるんですが、特に「笑の宿」の皆川猿時さんとか、全然関係な…

今夜ひとりのベッドで/第一回

今期、『あいのうた』と並んで期待していた作品だったのですが、予想通り面白かったです。CMや事前予告なんかを観た限りでは、シリアス一辺倒かと想われた本木さんの役も、案外いつもの本木さんな感じのコミカルな雰囲気もあって、とっても良かったと想いま…