ドラマ全体としては、概ね面白かったんですが、やはり美和子単体としてのインパクトと云う意味では、ちょっとパワーダウンしているような印象でした。殆どラストの謎解き後の例の件くらいしか、突拍子もない言動がなかった感じがしたし。まぁ、この前後篇に関しては、その分江守さんと夏八木さんが面白かったので、いいっちゃあいいんですけど。全体としても、前のシリーズから曜日は変わったけど時間帯は変わっていないのに、微妙に11時台から9時台に移った時の『TRICK』のような違和感がない訳でもないですね。恐らく「金が掛かってる感」が、単純にオーバーで楽しめる時と、何だか妙に鼻につく時とかが渾然一体となっているからかも知れません。いい意味でこぢんまりとして、話自体も一話完結の回だと、また違った感想を覚えるような気もしますが。さて、次回は如何に。
