chronic life

I can (not) have relations.

2007本格ミステリ・ベスト10/探偵小説研究会/原書房

まぁ、最近はめっきりミステリー読みじゃない感じなんですが(と云うか、一度でも僕がミステリー読みだった瞬間が果たしてあったのだろうか? 些か怪しいものである)、それでもやっぱり気になるものでして。別に、ランキングの順位とかにはそんなに興味はないんですが、どういう作品が多くの人に読まれていて、どういう人がどの作品に投票しているのかと云うのは、結構気になりますね。要は、ミーハーと云うことです。因みに、ベスト10での既読数は四作、ベスト20まで広げても五作でした(ベスト30でも六作でしたよ)。まぁ、道尾読んでて良かったな、ってところですかね。未読の作品の中では、どうも三津田信三が自分の好みに合いそうな予感がするので、是非これから読んでいきたいと想います。

本格ミステリ・ベスト10〈2007〉

本格ミステリ・ベスト10〈2007〉

「1996-2005 オールベスト『本格』ランキング」のところを読んでいたら、何だか自分もネット投票の方に参加すれば良かったなぁ、と今更ながら想ってしまったので、「今もし投票するとしたら」と云う仮定の上で、僕もベスト5を考えてみました。

  1. 天啓の器/笠井潔双葉文庫
  2. 奇偶/山口雅也講談社文庫
  3. 赫い月照谺健二光文社文庫
  4. 絡新婦の理/京極夏彦講談社文庫
  5. 木製の王子/麻耶雄嵩講談社文庫

次点、と云うかこれも本格と云っていいのならと云う留保付きで、舞城王太郎の『九十九十九』を挙げておきたいと想います。来月発売の文庫版、どうしようかなぁ。まぁ、装幀次第と云うことで。それにしても、もの凄く偏ったランキングだなぁ、全く。