chronic life

地下室の屋根裏部屋で

フロイトの函/デヴィッド・マドセン/角川書店

日本に浦賀和宏がいるように、世界にはデヴィッド・マドセンがいる……ような気がしました。そして、これがある意味『欠゛』の本来あるべき姿であったと云っても過言ではない、とさえ想いました。大変面白かったです。こりゃあ、『グノーシスの薔薇』も読まなきゃ。しかし、本作と『魔人探偵脳噛ネウロ』を交互に読んだと云うのは、良かったのやら悪かったのやら……。それにしても、他人にはなかなか薦め難いと云うところまでも、実に『欠゛』らしい。僕も暫く、パンは食べたくなくなりました。

フロイトの函

フロイトの函