正しく彼女の拳こそが燃えよ鉄拳だったのだ。(p.87)
前作『上手なミステリの書き方教えます』に比べれば、『回゛廊』度は低め。って、そんな評価基準しかないのか、って感じですが、それ以外の何を書いたって、「八木剛士 史上最大の事件」の前では、凡てが些細なことに想えて仕方がないのですから。それに哀しいかな、僕は絶望的なまでに南部でしかないような気がしてなりません。まぁ、きっと南部は南部で南部なりに、楽しい人生を送っている訳ですよ。なかなか、小説にはなり難いですがね。まぁ、そんなことはさておき、何より次作が楽しみでなりません。早く来い来い、秋よ来い。と云うかこれ、シリーズとか連作って云うより、随時分冊刊行って感じですよね。もう!
- 作者: 浦賀和宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/08/08
- メディア: 新書
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