読了。多分僕は、あまりいい部類の浦賀読者ではないのではないかと想っていて、自分でもどうしてそんなことを想うのかよく判らないのだけれど、それでもやっぱり小説を読んだら面白いので、別にどんな読者だって関係ないんだと想う。
まず何と云うか、単純に文章が巧くなってるから読み易いなぁ、と。僕は最初にノベルスで『記憶の果て (講談社ノベルス)』を読んだ時のことが、ちょっとトラウマになっているのかも知れない。それとラストのオチと云うか、解決が非常に好きですね。こんな事件は、きっと浦賀しか書かないんじゃないかなぁ。なら、こういう話を読みたくなったら浦賀を読むしかない訳です。浦賀を読まなきゃ駄目な訳です。いや、結論とか何にもないけど。

- 作者: 浦賀和宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/08
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (87件) を見る