chronic life

I can (not) have relations.

華麗なる一族/第二回

今回の放送で一つだけはっきり判ったことは、初回冒頭のメインタイトルで、中央に大きく「華麗なる一族」と出た文字の上に「TBS開局55周年記念特別企画」と云うクレジットが微妙に被ってしまっていたのは、完全にミスだったんだなと云うことでして。まぁ、それはさておき。普通の、と云うか多くの物語では、作中で最も深い苦悩を抱えているのは主人公であるのが相場なんですが、元々原作では大介が主人公だったせいもあってか、このドラマにおいても木村君演じる鉄平より、寧ろ大介の方が酷く苦しんでいるように想えてなりません。勿論、金融再編絡みの社会的な問題もそうなんですが、それ以上に寧子や先代・敬介との確執と云うのが、非常に色濃く表現されているような気がします。特に今回のクライマックスで鉄平と云い争った際に、一瞬だけ先代の肖像画*1が挿入されたカットなんか、もの凄く印象的でしたね。全体としても、前回に比べてかなりテンポも良かったので、過去のシーンなんかがいきなり入ってきたりしても、殆ど違和感がなかったです。まぁ、木村君とかのヴィジュアル的な変化が乏しかったからと云うのもあるんでしょうが。そして、第二回にして未だ山田優は写真とエンドロールの次回予告に登場したのみか(別にとりわけ待っていると云う訳でもないんですが、なかなか登場人物が揃わないのが単純に気持ち悪いな、と想いまして)。こんなことを書いておいて、来週は結構出番が多そうですけど。

*1:あの絵に関しては、コメントを差し控えさせていただきたいと想います