恥ずかしいから隠すことにしてみた。
現在抱えている連作『百億の秋に、千億の愛を』の新作、#4に着手している。登場人物の設定とか、周辺の雰囲気などは大体出来上がったつもり。仮タイトルは「夏河家殺人事件(仮)」で、一応殺人を扱う予定だ。
その作品について今日、表裏一体のようなネタを二つ想い付いて、どっちを使うかで大いに悩んでいる。と云うか、実質的には殆ど一つのネタなんだけど、二パターンの見せ方によって、全く別の印象になると想うんだよなぁ。過激さとか、そういうのも全然違う(と想うし)。悩むなぁ。それに、僕が未だ読んだことないだけで、先例とか一杯ありそうだし。うーむ、まぁいいか。僕が書くのは別にミステリーじゃないし。逃げではない、決して。
とは云え、仮にも「殺人事件(仮)」と称する作品を書こうとしている訳で、動機とかについても深く考えを巡らしている。軽々しく扱える問題ではないと、改めて感じ入る。ミステリーとかを読んでいて、簡単に「動機が弱いなぁ」とかひとりごちていた自分が情けなくて仕方がない。そうそう容易く、人を殺害する理由なんて想い付かないものだ。かと云って、それこそ平然と「理由なき殺人」をでっち上げるのもなぁー。しかし、想い付かないものはどうにも……。
そんな風に思考がグルグルとループして、どうにも先に進まない。ループ&ループ。誰か、動機だけでも考えてくれないかなぁ(笑)。
取り敢えず、館は出しておこう、折角だから。