chronic life

地下室の屋根裏部屋で

ファンタジスタ/星野智幸/集英社

読了。「砂の惑星」・「ファンタジスタ」・「ハイウェイ・スター」の三篇を収録した短篇集。『極西文学論』の中で引用されていたのを見て、読んでみることにした。しかし、僕には少し話が硬かったかも知れない。文章そのものは面白いんだけれど、テーマとかの部分でイマイチ乗り切れなかったのが残念。そればっかりと云う訳ではないですが、ポリティカルな問題は苦手です。いや、ポリティカルと云うか、ソーシャルなのは全部駄目なのかも知れない。本当、自分があまりにも非社会的過ぎて涙が出て来そうになります。
好きな順番として、「砂の惑星」>「ハイウェイ・スター」>「ファンタジスタ」の順かな。「ハイウェイ・スター」が少し舞城っぽいなと想ったとか書いたら、見識を疑われますか? そうですか。まぁ、いいや(笑)。
ところで、上で書いた「話がかたい」が、一体どの漢字(硬・固・堅)なのか判らなくて困った。結局どれなの?

ファンタジスタ

ファンタジスタ