chronic life

地下室の屋根裏部屋で

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

9月の読了本

私が語りはじめた彼は/三浦しをん/新潮社 本当はちがうんだ日記/穂村弘/集英社 蕭々館日録/久世光彦/中央公論新社 リトル・バイ・リトル/島本理生/講談社文庫 文学賞メッタ斬り!リターンズ/大森望・豊崎由美/PARCO出版 少女七竈と七人の可愛そう…

新刊書店

小説の誕生 作者: 保坂和志 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/09/28 メディア: 単行本 クリック: 16回 この商品を含むブログ (78件) を見る その街の今は 作者: 柴崎友香 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/09/28 メディア: 単行本 購入: 1人 クリ…

恋におちた悪魔 世界の終わりの魔法使いII/西島大介/河出書房新社

略して『せかまほ2』、或いは『まほ2』。ちょっとちょっと、これはヤバいですよ。西島大介、大ブレイクしちゃいますよ。これはもう、普通に売れまくっちゃっていい作品なんじゃないですか。要は、これまでの西島さんらしくないようで、実に西島さんらしい出…

新刊書店

ブラバン 作者: 津原泰水 出版社/メーカー: バジリコ 発売日: 2006/09/20 メディア: 単行本 クリック: 29回 この商品を含むブログ (119件) を見る 保坂和志と柴崎友香の新刊は、明日現地調達と云うことで。

リンダリンダリンダ

俺、こういうの大好きだー! 先ず、女の子のバンドが好きで、文化祭(特に高校)を舞台にした話が好きで、ラストがライヴで終わる映画が好きで、途中で夢を見たり雨が降ったりするのも好きで、突き抜けているようで実は全然突き抜けてないのが好きで、しかも…

「ブス恋」挿入歌が異例のCD化

http://daily.jp/gossip/2006/09/27/0000122404.shtml と云うか逆に、「どうして連ドラの放送中に発売しなかったんだろう?」と云う疑問の方が大きい訳ですが。どうやら、サントラCDにも入ってなかったみたいだし。本当、何をどう引っ張りたかったんだか。MI…

好きだ、

僕の板谷由夏好きを決定付けた『tokyo.sora』の石川寛監督の、劇場公開第二作。本当は、必ず映画館に足を運んで観ようと想っていたのですが、いつの間にやらDVDがレンタルされる頃合いとなり、今日に至ると云った訳なのであります。そういう訳で、個人的には…

講談社BOOK倶楽部

邪魅の雫 (講談社ノベルス) 作者: 京極夏彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/09/27 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 51回 この商品を含むブログ (619件) を見る 無事、「講談社ノベルス京極夏彦全作品解説書」も同梱されておりました。とは云え、…

ゴールデンタイム 続・嫌われ松子の一生/山田宗樹/幻冬舎

「人間は、どうせ死ぬんだよ。『死』は、特別でもなんでもない。わかってるか? 死ぬのはオレだけじゃない。太郎も言ってたが、笙も、ユリも、いつかは死ぬんだぞ。おめえたちは、自分がいつ、どんなふうに死ぬのか、予想できない。だが、オレはできる。死に…

ミスチルが主題歌書き下ろし!10・11スタート日テレ系「14才の母」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200609/gt2006092506.html 前にも書いたと想いますが、これでまた、このドラマに対する期待値が高まってしまいました。今、番宣で流れているスポットCMとかの雰囲気もかなりいい感じなんで、本当に宜しくお願いします。面…

篠原涼子が「アンフェア」完結編で映画初主演−来年3月公開

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200609/gt2006092503.html 折角なら、10月3日放送のSPのラストで発表して欲しかったなぁとか想うのは、「当然SPは観る」と云う観点から物事を捉えているからなんでしょうね。ある意味これは、SPの番宣も兼ねている訳です…

コピペ。

色々と紆余曲折がありまして、今はオブラーツ☆ハートと云うサイトが、僕の書いている日記やらblogやらの纏めページとなっております。一応、アドレスもべた打ちしておきます。 http://thebomb.web.fc2.com/ では、またどこかで。

次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?/柴崎友香/河出文庫

「右や。次の角も右。その先はそのとき決める。さあ、行くで」(「次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?」p.89) と、引用したのは表題作からなんですが、どちらかと云うと僕は、併録されている「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」の方が好きです。二…

新刊書店

ウロボロスの純正音律 作者: 竹本健治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/09/22 メディア: 単行本 クリック: 18回 この商品を含むブログ (48件) を見る 恋におちた悪魔----世界の終わりの魔法使いII (九龍コミックス) 作者: 西島大介 出版社/メーカー: …

電車男DELUXE 最後の聖戦

何かもう色々あり過ぎて、とても焦点を一つに絞った感想が書けそうにないので、最も印象的だったところを一言だけ。陣釜さん、変わってないなぁ……。後、もう一つだけ云えるのは、北村一輝さんの役が後半どんどんドラマ版『アキハバラ@DEEP』の中込っぽくなっ…

ブラザートム二男(小柳友)が連ドラデビュー…TBS系「嫌われ松子の一生」

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060922-OHT1T00072.htm まぁ、トムさんの次男が連ドラデビューするのは別にいいんですが、笙と明日香のポジションを入れ替えた意味がよく判らないんですよねぇ。要は、原作や映画では笙の方が松子の甥で、…

電車男

色んな意味で、漸く観ました。よく出来てるとは想うし、山田孝之も中谷美紀も、それ以外のネットの住人なんかも皆さん良かったと想うんですが、やはり連ドラの方を先に観てしまっていると、これじゃあちょっと短過ぎるよなぁ、と感じました。エルメスの人間…

10月6日返却期限

小説のストラテジー 作者: 佐藤亜紀 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2006/08/01 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (70件) を見る 後、期限内に読み切れなかった『六〇〇〇度の愛』と『百鼠』も延長してきました。

趣味は読書。/斎藤美奈子/平凡社

一時期、僕もこの本と同じような企画をやってみようかと考えていたことがあったので、とても興味深く読むことが出来ました。面白かったです。要は「この本ってベストセラーらしいけど、周囲で読んでいる人は殆どいないし、何が書いてあるのかよく判らない。…

にょっ記/穂村弘/文藝春秋

2004年のベストが、本気で乙一の『小生物語』だったり*1する僕としては、こういうのは本当に堪りませんね。どこまでが真実でどこからが嘘なのか(或いは凡てがまやかしなのか)、そんなことは別にどうでもいいことで、とにかく読んでいて心がほっこりすれば…

ゴールデンタイムでフジテレビ伝説ドラマ

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060919-92114.html 一応カテゴリーは[Drama]にしたんですが、寧ろ[TV]にした方が心情的にはしっくり来たかも知れません。まぁ、それはさておき。一視聴者である僕が、既に決まってしまったことに対し…

結婚できない男/最終回

もう、あんまり長々と四の五の書きません。実にこのドラマらしい、いい最終回だったと想います。みちるも大人の女に一歩近付いたし、信介もちゃんと自分の気持ちを正直に云えるようになったし、そして何より、もう夏美先生が可愛くて綺麗で素敵で仕方なかっ…

LOFT ロフト

奇しくも、本日の舞台挨拶で黒沢清監督自身が仰っていたことなのですが、とても一言では説明出来ないような、「うーん、参った」と云うような映画でした。え、一言で云っちゃってるじゃないかって? いやいや、ここで云う「うーん、参った」は、当たり前です…

10月1日返却期限

愛についてのデッサン――佐古啓介の旅 (大人の本棚) 作者: 野呂邦暢 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2006/06/20 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 24回 この商品を含むブログ (52件) を見る まぁ、実に影響を受け易い性質なもので。一応、全部に「…

百三さんとウリオさんとさとるさんより

空に浮かぶ子供 (創元推理文庫) 作者: ジョナサン・キャロル,浅羽莢子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1991/03 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (13件) を見る フロイトの函 作者: デヴィッドマドセン,David Madsen,池田真紀子 出…

新刊書店

小説 TRIPPER (トリッパー) 2006年 9/25号 [雑誌] 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局 発売日: 2006/09/15 メディア: 雑誌 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (6件) を見る さよなら絶望先生(5) (講談社コミックス) 作者: 久米田康治 出版社/メ…

青空感傷ツアー/柴崎友香/河出文庫

「なんか、こういう景色見てると、世界の終わりってこんなんなんかなって思う」(p.134) わたしは、長いあいだ片思いを続けていた相手に突然好きだと言われたみたいな、今までの人生でそんなことは一度もなかったけれど、きっとこれがそんな気持ちなんだと…

ぼくだけの☆アイドル/新堂冬樹/光文社

僕は、珍しくオチのないシリアスな結末に、ただ、立ち尽くすしかなかった。(p.208) 多分、初新堂。最初の一冊がこれで良かったのかどうかは判然としませんが、予想していたよりも普通に面白かったです。時に「黒新堂」「白新堂」なんて分類を耳にしたりし…

マイ★ボス マイ★ヒーロー/最終回

率直に、いい最終回だったと想います。桜なんとかをちゃんと「桜小路」と呼ぶタイミングも絶妙だったし、梅村さんとの関係も含みを持たせた感じでとても良かったし、高校は卒業出来なかったけれど3年A組の卒業証書は貰えたし、それに真喜男はまだ学ぶこと*1…

少女七竈と七人の可愛そうな大人/桜庭一樹/角川書店

「田舎には娯楽ってものがない。テレビを見るか、子づくりに励むかだろう。あぁ、なんてつまらないせかいだ」(p.110) 「青春の墓標にするわ」(p.260) 川村慶や田中南と同じ昭和56年生まれで今、川村優奈が漸く「どう生きたいかに気づいた*1」25歳の筆者…