chronic life

I can (not) have relations.

世にも奇妙な物語 春の特別編

ドラマの感想書きますって宣言したのに、なかなか本格的に連ドラが始まらないので、これで間を持たそうかと。ドラマの場合、比較的感想が辛口になるのはご容赦下さい。と云うか、『世にも奇妙〜』の感想で「よくあるオチ」とか「何処かで観たことある展開」とか云うのは禁句かもなぁ……。かなり書いたけど。

倦怠期特効薬

如何にも『世にも奇妙〜』らしい話。オチもかなりありがち。途中ドラマを観ているシーンが出て来た時点で、殆どの人はこのオチを想い浮かべたんじゃないだろうか? しかし、それでも手堅くそれなりの出来に仕上げているのが凄いと云えば凄い。と云うか、井上和香ってこんなに芝居巧かったっけ? そこだけはちょっと収獲。

幻の少年

こちらも、SPでは大抵一本入っている家族系泣かせる話。しかもこっちは更にオチが透けている。別にラストのサプライズを目標にしてる訳じゃないだろうけど、それにしたって泣かせる方のドラマがあまりに陳腐。よくあるオチによくある話では、正直いいトコなしですよ。子役の演技が微妙だった所為もあるけど。

あなたの物語

これは、小西真奈美の演技力に助けられたかなぁって感じ。これも設定には既視感を覚えるし、オチもある程度予想が付くのだけれど、テープをデッキにガチャガチャ入れ替えるシーンとか、主人公がレンタル屋で待ってるシーンとか、途中の演出がそれなりに良かったので、そんなに飽きることはなかった。それにしても、テープ一本毎の長さが違い過ぎるだろ(笑)。

美女缶

実は、この一本があまりに素晴らしかったので、今回感想を書こうと想い立ったのだった。これは本当に傑作。切ない、切な過ぎる。確かにこれも、SFとかでは比較的よくあるオチだとは想うけど、それまで描かれてきた世界があって、それが一気にひっくり返るようなあの感覚が、どうにも心を締め付ける。話に入り込んでいたからこそのサプライズ。しかもまた、いいシーンで終わるし。あー、切ない。これだけ要保存。時々こういう傑作をやるから、見捨てられないんだよなぁ、もう。どうやらこれには、同じ監督が撮った原作映画*1があるようなので、是非そちらも観てみたい。

密告(チクリ)ネット

なるほどねー。鈴木杏がギャルっぽい今時の女子高生やってました。最初は正直それに違和感あったんだけど、途中からはそんなに気にならず。テンポがあって、人間が何かに嵌っていく瞬間ってのが巧く描けてたんじゃないかな。鈴木杏の芝居のお蔭かも知れないけど。実はオチが最初から提示してあったってのもなかなか巧い。皆さん、ページはちゃんと全部見ましょうね(笑)。