chronic life

I can (not) have relations.

2006-01-01から1年間の記事一覧

明暗/夏目漱石/新潮文庫

彼は冗談半分に夫人をあしらう事なら幾通でも出来た。然し真面目に改まった、責任のある答を、夫人の気に入る様な形で与えようとすると、その答は決してそうすらすら出て来なかった。(p.408) 初めから、未完と判って読んでいたんですが、それにしたってこ…

役者魂!/第八回

笑ったー! 途中でオチは読めてたんだけど、それでもあれだけ柳沢社長が演劇について熱く語った後で、本能寺が自分の誕生日のことを云い出した瞬間は、腹を抱えて大笑いしたなぁ。その後の松さんの受けとかも最高で、本当に面白かったです。それ以外のシーン…

僕の歩く道/第九回

うわぁ、これはやられた。それにしても、どうして輝明だけ判ったんだろうなぁ。まぁ、それは愚問か。しかも、あのタイミングで来るかねぇ、本当に。ちょっとあまりにもドラマ的ではあるんだけれど、それをそう想わせない説得力と云うか地固めがしっかり出来…

君が光をくれた

ドラマ全体の雰囲気とかテーマみたいなものには特に惹かれなかったんですが、脚本・岡田惠和と成海璃子・黒川智花(個人的に)夢の共演と云うところに惹かれて観てみたんですが、不覚にも感動してしまいました。だって、上記の二人を始め、和久井さんも村田…

のだめカンタービレ/第八回

何かもう、本当にただただ面白かったとしか云えないですね。こんなにも、ドラマとしての面白さを満遍なく感じられる作品と云うのも、近年稀かも知れません。楽しくて切なくて笑えて感動出来て、その上音楽の素晴らしさまで教えてくれる。勿論、原作の持つ力…

ALWAYS 三丁目の夕日

『Dr.コトー診療所2006』の吉岡秀隆、『鉄板少女アカネ!!』の堀北真希、『僕の歩く道』の須賀健太と小日向文世、『14才の母』の小清水一揮、そして(終わっちゃったけど)『セーラー服と機関銃』の堤真一と、図らずも今期の連ドラ出演者が数多く出ていたんで…

たったひとつの恋/第八回

亜裕太キター! いつかこんな日が来るんじゃないかとはずっと想っていたんですが、遂にやってくれましたよ、亜裕太が。『あすなろ白書』の取手君の「俺じゃ駄目か?」以来の衝撃でしたね、今回のラストは。突然、菜緒が部屋にやってきてからの遣り取りの途中…

手紙

想像以上に長くなってしまったので、取り敢えず畳んでおきますが、何はともあれ騙されたと想って観に行ってみて下さい。お薦めです。

成海璃子、神木隆之介と瑠璃色の恋に落ちていく…「瑠璃の島」天才子役コンビで1年半ぶり復活

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20061201-OHT1T00034.htm 記事のタイトル長っ! それはさておき、『瑠璃の島』のSPが放送されるのはいいんですが、この二人って確か、映画『妖怪大戦争』で姉弟役やってましたよねぇ。その時は結構年の差があ…

今度の主役は“L”、映画・デスノート“外伝”上演決定!

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200612/gt2006120104.html 「平成20年公開の予定」ってどんだけ先だよ!と想ったんですが、よく考えてみれば再来年なんですよね。撮影が来年なら、公開は再来年になるか。まだ後篇は観ていないので何とも云えないんですが…

新星堂

BESTYO アーティスト: 一青窈,武部聡志,小林武史,富田素弘,森安信夫,山内薫,弦一徹 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント 発売日: 2006/11/29 メディア: CD 購入: 5人 クリック: 77回 この商品を含むブログ (192件) を見る 最初はまた…

新刊書店

ピカルディの薔薇 作者: 津原泰水 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2006/11 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 10回 この商品を含むブログ (44件) を見る 神は沈黙せず(上) (角川文庫) 作者: 山本弘 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2006/11/23 メデ…

Dr.コトー診療所2006/第八回

桜井幸子の真骨頂でしたね、今回のゆかりは。今、酸素マスクを付けて話す姿があんなに似合うのは、桜井さんくらいじゃないですかねぇ。それくらい素晴らしかった。また、コトーに「手術して下さい」ってお願いするシーンの表情とかも、抜群に良かったです。…

嫌われ松子の一生/第八回

映画版ではとても印象的だった、松子の部屋の前でのめぐみと二人のシーンが、何だか全然違うニュアンスになっていて、正直ちょっとがっかりしました。まぁ、映画と全く同じことをやれとも想わないし、そもそも内山さんと中谷さんは全然タイプの違う女優さん…

11月の読了本

前半は結構いい調子だったんですが、『小説の誕生』と『吾輩は猫である』に想いの外時間が掛かってしまったので、今月読めたのは結局13冊でした。その中でも特に印象的だったのは、小説では「1000の小説とバックベアード」、それ以外だと『いろんな気持ちが…

14才の母/第八回

今回は、血圧が高く大事を取って入院していた未希と相部屋になった、戸田菜穂さん演じるあゆみが良かったです。子供を産むのが三回目、って感じは正直しなかったけれど、陣痛で苦しみながらも、彼女がいいこと云うんだよなぁ。想えば、的場先生や担任の遠藤…

12月13日返却期限

論理の蜘蛛の巣の中で 作者: 巽昌章 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/10/13 メディア: 単行本 クリック: 9回 この商品を含むブログ (24件) を見る 暴力的な現在 作者: 井口時男 出版社/メーカー: 作品社 発売日: 2006/09/01 メディア: 単行本 クリック…

仲間由紀恵「ダメ嫁」…2年ぶりに民放連ドラ

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20061129-OHT1T00069.htm テレ朝の木曜9時枠は、やっぱり仲間さんでしたか。相手役が谷原さんと云うのも噂通りだったんですが、内容とか姑役の松坂さんについては全く知らなかったので、ちょっと驚きました。…

草枕/夏目漱石/新潮文庫

「全くです。画工だから、小説なんか初から仕舞まで読む必要はないんです。けれども、どこを読んでも面白いのです。あなたと話をするのも面白い。ここへ逗留しているうちは毎日話をしたい位です。何ならあなたに惚れ込んでもいい。そうなると猶面白い。然し…

役者魂!/第七回

いやー、今回これまでで一番面白かったんじゃないですかねぇ。『リア王』のオーディションとか、本能寺の三人の娘とか、護と里奈の結婚話とか、演出をやりたがる柳沢社長とか、色々とトピックも多かったですし。その上、遂に桜子まで他人の人生を妄想し始め…

イヴの夜/小川勝己/光文社

自分たちは、他者を憎み、恨み、妬み、嫉み、蔑み、貶め、拒絶し、愚弄し、嘲笑い、騙し、裏切り、傷つけてきた。心のなかで――ときには態度や言葉で、あるいは行動で。そしてそれらは、たいてい自分の脳内で都合よく変換され、捏造も加えられ、自己にとって…

僕の歩く道/第八回

今回はもう、完全に園長メインの回でしたね。河原と都古のパート以外、殆ど凡てのシーンが園長絡みだったんじゃないでしょうか。あ、亀田さんのところも違うけど。とは云え、園長が判り易く改心するとかそういうことではなくて、ありのままの輝明からほんの…

のだめカンタービレ/第七回

演奏を聴いて鳥肌が立つようなことはなかったけれど、ドラマとしては今回がこれまでで一番好きかなぁ、個人的には。何より、色んなキャラクターの個性とストーリーの進行が有機的に結び付いている感じがして、そこが非常に良かったと想います。キャラクター…

マツケン、海原雄山で新境地に挑む…ドラマ「新美味しんぼ」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200611/gt2006112704.html 今月19日に第一報のあった、来年1月放送のSPドラマ『新美味しんぼ』の続報なんですが、まさか海原雄山役が松平さんになるとは……ちょっと驚きです。リンク先に写真も掲載されているんですが、こ…

吾輩は猫である/夏目漱石/新潮文庫

「(前略)今の世に合う様に上等な両親が手際よく生んでくれれば、それが幸福なのさ。然し出来損こなったら世の中に合わないで我慢するか、又は世の中で合わせるまで辛抱するより外に道はなかろう」(p.342) 多分、初漱石……かな。確か、高校の教科書に『こ…

谷原章介が土曜昼の顔になる!

TV

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/11/26/01.html そろそろ寺脇さん変わるかも知れないなぁ、とはちょっと想っていたので、これはある意味朗報と云うか(これが「朗報」だと、何だか寺脇さんに申し訳ないような感じですが)、毎週生(放送…

入神/竹本健治/南雲堂

『ウロボロスの純正音律』をあんなに楽しんでおいて、『入神』を読んでないだなんて!と自分でも想っていたので、今回この本を読むことが出来て本当に幸せでした。牧場君シリーズに関しては、正直『定本 ゲーム殺人事件』の四作*1と今年出た短篇集『狂い咲く…

たったひとつの恋/第七回

いや、もう、切な過ぎる……。凄く惹き込まれているのに、何だか直視するのが憚られるほどです。今回で云えば、特に船の上での弘人と菜緒、二人のシーンが本当に良かった。それにあのラスト……。もう、言葉がない。ずっと電話も繋がらなくて、逢えてやっと安心…

深キョンが愛憎バトルに参戦!フジ系スペシャルドラマ「大奥」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200611/gt2006112511.html フジは本当に畳み掛けるよなぁ、こういう時。特に、今年度に公開されたフジ制作の映画で大ヒットと呼べそうな作品は、正直『LIMIT OF LOVE 海猿』くらいしかなさそうな気がするので、かなり気合…

寝取られユースケ、「今週、妻が浮気します」で3年ぶりドラマ主演

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200611/gt2006112401.html ユースケさん、何気に連ドラは久し振りなんですよね。脇の役者さん達もなかなか曲者揃いのようなので、脚本次第ではかなり面白くなるんじゃないかなぁ、と想います。1月クールの連ドラでまだ発…