chronic life

I can (not) have relations.

たったひとつの恋/第七回

いや、もう、切な過ぎる……。凄く惹き込まれているのに、何だか直視するのが憚られるほどです。今回で云えば、特に船の上での弘人と菜緒、二人のシーンが本当に良かった。それにあのラスト……。もう、言葉がない。ずっと電話も繋がらなくて、逢えてやっと安心出来た弘人と、今日が最後の夜と想ってやってきた菜緒。この対比だけでもう、僕は泣き崩れてしまいそうでしたね。それに、病室での菜緒と菜緒の母親の遣り取りも堪らなかったなぁ。あんなこと云うのは確かに狡いけど、娘と家を守りたいと云うお母さんの気持ちもよく判るだけに、胸が引き裂かれそうな想いでした。翌朝飲むためのカフェオレを買うと云って病室を離れることだけが、今娘に出来るせめてもの優しさだったんだろうなぁ。一方、亜裕太の粋な計らいで、仲直りすることの出来た甲と裕子。って云うか、菜緒との遣り取りなんかも含めて、亜裕太いい奴過ぎるよ。年中無休の24時間営業なんて、そんなこと云うなって。お前も幸せになれよ、亜裕太。いや、皆幸せになって欲しい。これが僕の正直な、たったひとつの気持ちです。