chronic life

I can (not) have relations.

役者魂!/第七回

いやー、今回これまでで一番面白かったんじゃないですかねぇ。『リア王』のオーディションとか、本能寺の三人の娘とか、護と里奈の結婚話とか、演出をやりたがる柳沢社長とか、色々とトピックも多かったですし。その上、遂に桜子まで他人の人生を妄想し始めちゃいましたよ。ラストで本能寺の家に四人で住み出したことよりも、何だかそのことの方が家族っぽい感じがしたなぁ、僕は。子は親の背中を見て育つと云ったりしますが、癖とかついついやってしまうようなことが伝染するのって、一番家族っぽいことのような気がするし。まぁ、夫婦とかでもあるんでしょうけど。そんな(どんな?)瞳美と本能寺の三女・三津子の遣り取りは、短いながら非常に濃密なものだったと想います。別に、本能寺のことを嫌ってる訳じゃないんですよね、三津子は。多分、他の二人の娘にとっても、本能寺は所謂「父親」と呼べる存在ではなかったと云うだけで。まぁ、普通そういう関係を家族とは云わないんでしょうが。しかし、瞳美の妄想の中とは云え、東京の小劇団で頑張っていた長女の娘が、宝塚のトップスターになると云うのは、些か無理があるんじゃないかなぁ。普通に、女優として成功すればいいじゃん。色んな歯車が、着実に本能寺の引退公演である『リア王』に向かって動き出している雰囲気なので、それがこのドラマ自体のクライマックスにもなるんではなかろうかと。だって演出は社長だし、衣装はアントーニオだし、恐らく秘書の山崎も出るんだろうし。って云うか、ぬっくんとか本番も出ればいいのに。あんなカメオ出演だけじゃあ勿体ないですよ。そうそう、カメオ出演と云えば、あのベランダに花壇を作ってた人って、安齋肇さんですよねぇ、多分。な、何で……?