chronic life

I can (not) have relations.

のだめカンタービレ/第七回

演奏を聴いて鳥肌が立つようなことはなかったけれど、ドラマとしては今回がこれまでで一番好きかなぁ、個人的には。何より、色んなキャラクターの個性とストーリーの進行が有機的に結び付いている感じがして、そこが非常に良かったと想います。キャラクターで云うと、初回から顔見せ程度ではずっと出ていたけれど、今回遂に本領を発揮し始めた清良が素晴らしかった。飲み会の時の泥酔っぷりやら、峰に「好きだ……清良のヴァイオリンが」と云われた後の惚けっぷりやらで、漸くキャラが立ってきたのが嬉しい限りです。それにしても、水川さんは本当にヴァイオリンがよく似合うよなぁ。演奏家顔と云うか、今週じっくり演奏している様を見て、改めてそう痛感致しました。次、ハリセンこと江藤。って云うか、豊原さん。去年の『電車男』から完全に路線が変わったと云うか、どちらのドラマもメイン演出が武内英樹さんなので、武内さんと豊原さんが組むと、必然的にこういう絶妙な化学反応が起こるのかも知れません。長めの台詞でも、関西弁に違和感もなかったですし。で、オーボエの黒木。いやいやー、良かったですよ、黒木君。のだめに一目惚れするところも、その後に演奏が一気に「ピンクのモーツァルト」になるところも、のだめに花を渡そうとするところも、「上」について悩んでいるのだめの相談に乗るところも……って、のだめ絡みばっかかよ! まぁ、そういう役回りですからね。及川さんの佐久間も、前回に引き続き最高でした。本当、一瞬ミュージカルかと想った。後、峰のお父ちゃん。本当に伊武さん、芸が細かい。広告やら匿名の電話の時のリアクションが、イチイチ面白かったです。のだめとか千秋とか峰とか、他の面子には全然触れられていないんですが、ちょっと長くなったので今日はこの辺で。けど、最後にこれだけは云わせて。ラストのフラッシュバック、あれ何だー!