chronic life

地下室の屋根裏部屋で

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月と9月の散財予定

色々と問題があるので隠す。全部で幾らになるのかは、計算したくもない。

この人の閾/保坂和志/新潮文庫

読了。芥川賞受賞作「この人の閾」を含む四篇が収録された短篇集。 表題作「この人の閾」は、読んでいて保坂さんにしてはちょっと珍しいなぁ、と感じた。何がどうとは巧く云えないのだけれど、何かが微妙に珍しいような気がする。それはもしかしたら、この短…

スローダンス/第六回

うわー! い、い、衣咲さんがー! そんなのアリかよー。ちょっと衝撃受け過ぎ、俺。後で追記する、かも……。

いま、会いにゆきます/第六回

黒川智花は本当に素晴らしいなぁ。って云うか、今更気付いたんだけど、ミムラの澪はコンタクトなのか? ってことは、初回で現れた時からずっとコンタクトしてたんだろうなぁ。まぁ、服も着てたんだから、いいんだけどさ……何某かのフォローは欲しいよなぁ。 …

群像 9月号

例によって、今日の朝刊に各文芸誌の広告が載っていて、何気なくそれを見ていたら 座談会「僕たちのスーパー小説」 島本理生×乙一×佐藤友哉 ですってよ、奥さん! わーわーわー。読まなきゃ。これは読まなきゃ。て云うか、この名前の並びが(以下略)。まだ…

姑獲鳥の夏

観ました。一月前の試写会で観て以来の二回目。前売券買ってあるし、勿体なかったので。先月観た時はここに何も書いてなかったし、一応仕切り直しと云うことで。 京極師匠も再三云われていて、僕も二回観て漸く気付いたのですが、これはやはり「実相寺映画の…

妖怪大戦争

観ました。大傑作。ザ・エンターテインメント! 宇宙で戦争したり、宇宙(人)と戦争したりするより、この夏は妖怪ですよ妖怪。子供から大人まで楽しめる、正に娯楽の王道です。とにかくいいから、皆観て下さい。面白くなかったら、僕が責任取りましょう。 …

アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記/深堀骨/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション

読了。とりあえず、変な話です。変過ぎて、続けて読むと脳がどんどん侵蝕されていくような感覚に陥ります。しかし、それが結構気持ち良かったりする。ある意味麻薬。だもんだから、ハマったらヤバいよ。つまり、僕はヤバい。 全部面白かったのですが、特に「…

ドラゴン桜/第五回

これまでずっと引っ張っていた奥野一郎の特進クラス入りもスムーズに描けたし、緒方英喜のキャラクター及び東大を目指す理由もしっかりして、全体的によく出来ていたと想う。 秀明館の構内で奥野兄弟に桜木が云い放った言葉の数々は、殆ど大部分において正し…

グランド・フィナーレ/阿部和重/講談社

読了。よく考えてみると、芥川賞受賞作って、あんまり読んでなくて、恐らく六、七作くらいなもんだと想われる。ま、そんな枕を書いてしまうような心境な訳ですよ、皆さん。 こんなことを云ってもしょうがないのだけれど、これって別に神町じゃなくてもいいん…

ハチミツとクローバー/第十六回

TV

メインの真山・山田・理花さん辺りもいいんだけど、花本先生が実にいい感じ。それと、清川元夢さんの声を聴くと、自動的に冬月に変換してしまう自分が哀しい。

電車男/第五回

うっかり感動してしまった。伊藤淳史と大倉孝二のツーショットで感動出来るなんて、一体誰が予想しただろうか(笑)。 ある意味期待していた合コンのシーンが結構あっさり流れてしまって、ちょっと拍子抜けだったけど、あそこはあれくらいの方が良かったんだ…

一億三千万人のための小説教室/高橋源一郎/岩波新書

読了。これってもしかして、「小説」そのものなんじゃないですか、タカハシさん? 読んでてずっと、そんな気がしてなりませんでした。タカハシさんの小説に向かう姿勢、小説に関する想いなんかがいっぱい詰まっていて、毎回云ってるような気がするけど、「こ…

玉置浩ニ、8年ぶり連ドラ復帰…主演菅野の相手役

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200508/gt2005080405.html メインのニュース自体は普通に「へぇー」って感じだったんですが、脚本が岡田惠和氏と云うことで、グッと魅力的になりました。岡田・菅野コンビと云えば、あの名作『イグアナの娘』や『アルジャ…

V6三宅が初の単独主演映画でホラー挑戦

http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050803-0013.html 山田悠介の『親指さがし』が、V6の三宅健主演で映画化だそうです。朝の情報番組でも云っていたのですが、三宅君は山田悠介のファンだったそうです。これを機に、三宅ファンにも山田…

図書館より

『ああ、腹立つ』は、何か色んな人が書いてます。伊坂幸太郎とか東野圭吾とか、小川勝己とか*1。 *1:個人的趣味に偏った紹介

おとなの夏休み/第五回

今回は箇条書きで。 北川弘美最高! やっぱこの人はこういう役が本当によく似合いますね。 為さんと松夫のシーンが良かったなぁ。ライターの遣り取りとか。 で、やっぱ松吉は為さんだった訳ですが、為田松吉って、変な名前(笑)。 そろそろ「出来杉君」って…

弥勒の掌/我孫子武丸/文藝春秋本格ミステリ・マスターズ

読了。傑作。こういう話大好きです。スマートとかシンプルとか、そういう一言がよく似合うけれど、決してそれだけでは終わらない感じがして、要は「短くても凄いぞ」と。 先ず、自分が宗教団体絡みの話が非常に好きだと云うのがあって、第一章で坂口が出てき…

扉は閉ざされたまま/石持浅海/祥伝社ノン・ノベル

読了。素晴らしい。読み終えた後、こんなに釈然としないことが沢山あるのに、こんなに面白いと感じてしまうと云うのは、ある種奇跡的なことではないだろうか。それに、この分量で読了後こんなに疲労感を感じるとは想ってもみなかった。ここで云う疲労感と云…

スローダンス/第五回

電話の声を聴いて、「これって高岡君じゃないかなぁ」と想っていたら、やっぱり佐々木明は高岡蒼佑君みたいですね。今後どう絡んでくるのか、結構楽しみだなぁ。鹿児島の朝、ホテルで立ち上がった時の実乃ちゃんが最高に可愛くて、もうこれだけで今回観た甲…

着信アリ

観ました。柴咲コウ主演。普通に面白かったです。ま、僕は柴咲さんが出てればそれだけで充分満足なんですけど。怖いと云うより、終始ニヤニヤしながら観てましたね。色々とツッコミ待ちな部分が多くて*1、それを弄るのが予想以上に楽しかったです。三池監督…

江利子と絶対 本谷有希子文学大全集/本谷有希子/講談社

読了。面白かったです。収録されている三篇の中で、特にお気に入りなのは「生垣の女」。このラストのカタルシスと云うか、アンチ・カタルシスが何とも堪らない。「ファウスト」は是非、本谷さんを引っ張ってくるべきだと想いました。ま、あまりに「ファウス…