chronic life

stay awake, stay asleep

グランド・フィナーレ/阿部和重/講談社

読了。よく考えてみると、芥川賞受賞作って、あんまり読んでなくて、恐らく六、七作くらいなもんだと想われる。ま、そんな枕を書いてしまうような心境な訳ですよ、皆さん。
こんなことを云ってもしょうがないのだけれど、これって別に神町じゃなくてもいいんじゃねぇ?とか云う想いが頭を過ってしまって、素直じゃない読者だなぁ、と想わないでもない。『ニッポニアニッポン』をハードカバーで読んだのがもう結構前で、そろそろ文庫ででも再読したいなぁと想っていたので、これを機に読んでみるかな。って云うか、これを読む前に再読すれば良かった……と云う、軽い後悔に対する云い訳でしかないのだけれど。「云い訳」についての云い訳。
表題作より、併録されている他の作品の方が好きかなぁ。「馬小屋の乙女」のタクシーの件なんか、よく判んないけどかなりツボに嵌ったし、ラストのキレも良い。「新宿 ヨドバシカメラ」は、出来れば写真も載せて欲しかったなぁと云うのが、素朴な感想。と云うか要望。で、この中では何気に「20世紀」が一番好きだったりする。神町が好きなせいかも知れない。主人公に一番感情移入出来たからかも知れない。或いは僕が、Sさんと誕生日が同じだからかも知れない*1
あー、表題作の内容について、殆ど何も触れていないと云うのが、如何にも僕らしい。

グランド・フィナーレ

グランド・フィナーレ

*1:年は違うけど