読了。面白かったです。収録されている三篇の中で、特にお気に入りなのは「生垣の女」。このラストのカタルシスと云うか、アンチ・カタルシスが何とも堪らない。「ファウスト」は是非、本谷さんを引っ張ってくるべきだと想いました。ま、あまりに「ファウスト系っぽ過ぎる」かも知れないけど。
山本直樹の装画が目印の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』も読みたいし、お芝居の方も観てみたいなぁ。けど、プラチナチケットなんだろうなぁ。今度DVDが出るらしいので、先ずはそちらを何とか観てみるか。
- 作者: 本谷有希子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本
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