chronic life

地下室の屋根裏部屋で

たったひとつの恋/最終回

考えられる中で、最良の終わり方だったんじゃないかと想います。今回の冒頭では、まだ菜緒は斉藤と結婚する予定だった訳ですから、ラストで弘人と結婚するところまで描いてしまってはかなり忙しかっただろうし、やはりそれまでに越えなければならない壁もまだまだ多い筈なので、そこまでやったら「ちょっと出来過ぎだなぁ」と感じていたと想う。しかし、二人の気持ちはちゃんと通じ合って欲しかったので、遠距離ではあるけれどハッピーエンドになってくれて、とても嬉しかったです。しかも、弘人はまた騙されてるしね。本当に人がいいですよ、彼は。菜緒の手紙も感動的だったし、その後のリムジンバスを走って追い掛けるシーンは、想わず同じ北川脚本の『オレンジデイズ』を彷彿とさせずにはいられませんでした。まぁ、菜緒がバスを降りた後は甘々だったけど、あの二人らしい愛のあるラストだったと想います。と云う訳で、僕としては心から満足の出来る最終回でした。面白かったです。誰かに薦めるとかそういうことではなく、個人的な想いとしては(まだ終わっていない作品もありますが)10月クールで一番好きな、次の回の気になるドラマだったかな、と。終わってしまったのが、喜ばしいような残念なような……。まぁ、また初回から観返せばいいんですけどね。