chronic life

地下室の屋根裏部屋で

エンジン/第四回

今回はちょっとドラマ本篇の感想じゃないんで、変則的に隠します。
先ず最初にこれだけは云っておきたい。時間の流れがおかし過ぎる! これが気になって、本篇のストーリーになかなか身が入らなかった。
時系列を整理しよう。前回(第三回)の冒頭で、次郎がチームイチノセのコースに出向いて、比呂人とマッチレースすることが決まったのが、5月3日。この日、風の丘ホームでは、GW*1中と云うことで家族が迎えに来た子供達が、「明後日(つまり5月5日)まで」と云うことで、一時的にホームを離れることになる。もっちゃんの父親が、約束をすっぽかしたのがこの日だ。
翌日(5月4日)、次郎は朝からもっちゃんの家に向かってバスを走らせる。これがレースの当日だ。前回のラストでレースが始まり、今回の冒頭でレースの結果が出る。そして夕方、次郎が自分の部屋でレース後に一之瀬に云われた言葉について悩んでいると、何ともっちゃんを含めた子供三人が部屋にやって来る。食卓に行くと、家族と共にホームを離れた筈の子供達も全員揃っていて、どうやらGWは終わった後のようである。いや、何時の間にそんなに月日が流れたんだ……?
確かに、一之瀬に云われたことを、次の日やまたその次の日にも考えていたであろうとは想う。しかし今回の描き方は、どう考えてもレースがあった当日の夕方としか想えない演出だったではなかろうか。あの間に、とても丸一日やまして二日も過ぎていたとは想えない。これは僕だけの勘違いや想い過ごしだろうか? だとしても、視聴者にそう云った混乱を招かせると云うのは、演出として正しいものとは云えない。GWが終わったのなら、せめて誰か一人でもホームに戻って来るシーンを入れるか、あるいは俊太の里子の話が5月4日に起こったのなら、食卓を囲む子供達の中に、家族とGWを過ごしているメンバーがいてはならないのだ。細かいことと想われるかも知れないが、これは重要なことである。
ここから先は、ドラマだけでは判らない話。公式サイトを見ると、俊太を里子にしようとしていた夫婦が二度目にホームにやって来た(俊太が次郎の部屋に隠れた日)のは、最初に来た翌朝だそうだ。その朝、早くに起こされてしまった明が「土曜日なんだからもうちょっと寝かせてよ」と云った意味の台詞を云っている。と云うことは、あの夫婦が最初にホームを訪れた日=里子の話題が出た夕食の日は、金曜日と云うことになる。これを仮に今年(2005年)の暦に照らし合わせるとすると、5月6日である。三連休は終わっている。
結論は出た。しかし、どうにも釈然としない心持ちである。もう一度ヴィデオを観返せば、僕の意見こそ間違っていると云う確固たる証拠が見付かるかも知れない。しかし、この日付の問題がずっと頭の中を占領していたせいで、ドラマの内容に身が入らなかったのは、事実である。果たしてそれは、如何なもんか……。うーん。
と云うか、取り敢えず週が変わったんだから時間が経ってるだろ、みたいなスタンスでこういう演出をしたんだとしたら、僕はこのドラマの制作陣に対して深い落胆を覚えざるを得ない。そういう細かいことが大事なんですよ、本当……。
かなりいい加減で散漫な内容になってしまった。改めて自分には、論理的で筋が通っていて読み手を納得させる文章が書けないと云うことを痛感させられた。あー、もっとまともな文章が書けるようになりたいッス。

*1:ここでは便宜的に5月3〜5日の三連休をこう呼ぶ