chronic life

I can (not) have relations.

汚れた舌/第四回

いやはや、凄い話だった。ストーリーが大きく動き出したので、観ていて澱みのようなものを感じなくなった。勿論、人の心は澱みまくりですけどね(笑)。
やっぱ千夏の仕事に対する姿勢って、どっか抜けてるよなぁ。白川がバシッと云ってくれて、こっちもスッとしましたよ。けど、アレで簡単に改心するようだったら、最初からちゃんとやってるよな。今週のラストとか観ると、結局女を武器にして仕事してるように観えちゃうし。何だかんだ云って、この人も案外イタいな。
で、今週はやたらと男達が格好良かった。白川は千夏に喝を入れてたし、耕平は必死になって千夏の仕事の尻拭いをしたし、光哉だって弘子の話をちゃんと聞いてたし……これは別に凄くないか。ま、今週は男達の逆襲の回だったと云うことで。
弘子は風邪でダウンして、正に鬼の霍乱か。そんな中でも、色々と見せてくれましたよ。ピアノのネタがこんなに引っ張られるとは想わなかった。本当、杏梨達の三重奏を背に部屋を出て来た時の顔は、今でも脳裏に焼き付いてます。風邪で寝込んでる姿も、まるでピアノの音で呪われてるみたいでしたもん。久し振りに息子に身の上話をしたシーンも、結構良かったです。まぁ、今この時期に肉まん、ってのがどうかと想ったけど。
一方杏梨もかなり痛々しさが増してまして、もうとてもフォロー出来ないな。「キラキラ出来る」だの何だの、この人は本当に自分のことしか考えてません。多分、一番自己中心的なのはこの人ですよね。あー、怖い怖い。
今週の典子は、千夏に嘘吐いて金沢に乗り込んでからがメイン。包丁を八百屋からくすねたりして。普通に店で買った方がいいと想うんですけど。と云うか、そんな積極的に殺そうとして家まで行ったら、それってもうただの殺人犯じゃん(笑)。イタいとか壊れてるとか云う次元超えてるよ。予告を観る限り、家に入って刺そうとはしてたから、殺人未遂は決定だな。
と云う訳で、評価が上がって参りました。この調子でラストまで突っ走れば、内舘ファンの皆さんにも納得してもらえるんじゃないでしょうか? いやー、凄い。