chronic life

地下室の屋根裏部屋で

下北サンデーズ/第六回

前回、堤演出の肝は「小ネタ」と「浪花節」だ(大意)、と云う感想を書いたんですが、今回は殆ど全篇「浪花節」一本でしたね。特に、ラストのメンバー全員(下馬まで!)が富美男に土下座するところなんか、普通だったら笑っちゃいそうなんですけど、何故かジーンと来ちゃってる自分がいたりして、やっぱ堤さんとは相性いいなぁ、と改めて実感。って云うか、富美男と下馬、神出鬼没過ぎじゃねぇ? 窓を一生懸命閉めようとしているところは笑ったけど。ゆいかのグラビア?が雑誌に載ったことで、千葉大でもちょっとした騒ぎになってましたけど、千葉大からクレームとか来ないのかなぁ。だって、劇中で描かれている学生のレベルが……架空の大学でも良かったんじゃ……。僕が一番気になっていたサンボと玲子は、ちょっと回りくどかったけど案外あっさりとくっついちゃって、それはそれで拍子抜けだったかも。まぁ、二人が幸せになってくれればそれでいいんですけどね。けどあの、本音とは逆のことを云って告白するってネタ……いや、何でもありません。僕の気のせいです。拍子抜けと云えば、「牛乳おじさん」こと代沢が、元ザ・イエローハーツのヴォーカルだったことがあまりにもサラッと明かされていて、「え、これってもっと引っ張るネタじゃなかったんだ!」と軽く衝撃を受けたりもしました。しかも、牛舎の真ん中で主題歌唄ってるし。訳判んねぇ。それと、池田鉄洋さん演じる渋谷の事務所の名前が「オフィスフォルテッシモ」だったのが、地味にツボでした。後、下馬が銭湯で刺青の人に「エル・ポポラッチの人ですよね」って訊かれてたトコ、超ウケた。もう、堤さんったら!