chronic life

I can (not) have relations.

ハサミ男

映画のためにと原作を再読したのも、いつの間にかもう一年半近く前で、再び細かいところはすっかり忘れてしまっていたのですが、観始めたら直ぐに色々と想い出しました。こんな云い方が適切かどうかは判りませんが、非常にスマートな映画だと想いました。豊川悦司麻生久美子も、それに阿部寛も大好きな俳優さんなので、同じフレームに収まっているだけで僕は大満足でした。特に豊川さんと麻生さんのユニゾンのシーンなんかは、結構観ててゾクゾクしました。豊川さんの声は、本当にいつ聞いてもいい。それと、微妙に脇のキャストが面白い。小野みゆきとか、久し振りに演技してるトコ見ましたよ。後は、飛び降りのところのCGと云うか合成? アレは……ネタですよね? ラスト15分ほどに関しては、正直意見を保留したいなぁ、と。好きか嫌いかと云われれば、僕は好きな感じなんですが、これが『ハサミ男』なのか?と問われると、ちょっとしっくり来ない気もしてしまう。純粋に映画単体として見れば、とても良かったと想います。

ハサミ男 [DVD]

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