chronic life

I can (not) have relations.

天使の梯子

ミムラファン(しかも、実際はミムラよりも自分の方が年上なのに、何故だか不思議とミムラの方が年上であって欲しいと云う妙な願望を持っているファン)に取っては、実に堪らない内容だったと想います。正直『天使の卵』の映画や、両方の原作小説にはそれほど惹かれていなかったのですが、このドラマ版は結構僕の好みな雰囲気でした。ミムラさんも良かったけど、一番感情移入と云うか、いいキャラだなぁと想ったのはキャナメ演じる歩太だったし、慎一を演じた渡部豪太君は殆ど初見と云ってもいいような状態だったんですが、丁度十年前の歩太を演じた市原君とキャナメを足して二で割ったようなヴィジュアルが段々いい感じに想えてきて、これはこれでナイスキャスティングだったのかな、と。ただ、その慎一の彼女(と云うか元カノ)役はもっといい子がいたんじゃないかなぁ、とは想いました。序盤で僕が考えていたよりも、結構重要なポジションだったような気がしますし。後はやっぱり、戸田さんとか草笛さんとかは実に安定して素晴らしいなぁ、と云うことを改めて痛感しました。それに、時折挿入される映画『天使の卵』の映像が結構良くて、まんまと観たくなってしまいましたよ。商売上手だなぁ、もう。まぁ、多分映画館には行かないでしょうけどね。しかし、ミムラが29歳は幾らなんでも無理があるんじゃないだろうか……。いやー、充分大人っぽかったですけどね。