chronic life

地下室の屋根裏部屋で

7月の読了本

  1. 夜歩く/横溝正史/角川文庫
  2. エコノミカル・パレス/角田光代講談社文庫
  3. さあ、気ちがいになりなさい 異色作家短篇集2/フレドリック・ブラウン早川書房
  4. 点滅……/中原昌也/『新潮』2006年2月号所収
  5. 〈ことば〉の仕事/仲俣暁生・大野純一/原書房
  6. ナンバーワン・コンストラクション/鹿島田真希/『新潮』2006年1月号所収
  7. 狂い咲く薔薇を君に 牧場智久の雑役/竹本健治/光文社カッパ・ノベルス
  8. 大きな熊が来る前に、おやすみ。/島本理生/『新潮』2006年1月号所収
  9. 太陽の塔森見登美彦新潮文庫
  10. 人に言えない習慣、罪深い愉しみ 読書中毒者の懺悔/高橋源一郎朝日文庫
  11. 古道具 中野商店/川上弘美/新潮社
  12. タイタンの妖女カート・ヴォネガット・ジュニア/ハヤカワ文庫SF
  13. 幸福な遊戯/角田光代/角川文庫
  14. 八月の路上に捨てる/伊藤たかみ/『文學界』2006年6月号所収
  15. 骸の爪/道尾秀介幻冬舎
  16. 絲的メイソウ/絲山秋子講談社

芥川賞の候補作四作が入っている割には、あんまり読めなかったなぁ、と云うのが正直なところです。まぁ、本当は月末の三日間で後三冊は読んでやろうと目論んでいた訳ですが、その野望は脆くも崩れ去ってしまいました。「人」の「夢」と書いて「儚い」と読むんですね(超ピンポイント攻撃!)。そんな今月のベスト3は、角田さんの『エコノミカル・パレス』と『幸福な遊戯』、それに絲山さんの『絲的メイソウ』かな。もの凄く、作品そのものよりも作家に対する愛情の度合いで選んでいるような印象を与えてしまうかも知れませんが、そんなことは多分ありません。純粋に、今月読んだ*1中で面白かったベスト3です。次点は、『古道具 中野商店』かな。

*1:初読