chronic life

地下室の屋根裏部屋で

痙攣的 モンド氏の逆説/鳥飼否宇/光文社

読了。ははは。絶対頭イカれてるよ、この人(褒めてます)。初鳥飼否宇。変だ変だとは聞いていたんですが、こんなにとんでもないとは。読んで良かった。お薦め、有難うございます。
最初の「廃墟と青空」を読み終わった時点では、まだ「ちょっと変わってるけど、そこまで常軌を逸してるって訳じゃないなぁ」とか想ってたんですが、「闇の舞踏会」のラストに至って、「どうもこれはおかしい」と想うようになり、「神の鞭」を経て「電子美学」に入って間もなく、「これはヤバい!」と確信。書き下ろしの「人間解体」については、もう言葉が出ません。このネタは、このオチは……僕は大好きだー! 
鳥飼否宇。また一人、追いかけなければならない作家が増えてしまった。
それと、表紙を始め装幀もかなり僕好みでした。特に黒地に銀文字の扉なんか、もう最高。本文レイアウトも格好良かったし、中身も含めて非常に素晴らしい本でしたね。24歳の読書の最初を飾るに相応しい一冊でした。

痙攣的

痙攣的

追記

あ、リッパー師匠とボケのネタが被ってた。不覚です。申し訳ない。