読了。ははは。絶対頭イカれてるよ、この人(褒めてます)。初鳥飼否宇。変だ変だとは聞いていたんですが、こんなにとんでもないとは。読んで良かった。お薦め、有難うございます。
最初の「廃墟と青空」を読み終わった時点では、まだ「ちょっと変わってるけど、そこまで常軌を逸してるって訳じゃないなぁ」とか想ってたんですが、「闇の舞踏会」のラストに至って、「どうもこれはおかしい」と想うようになり、「神の鞭」を経て「電子美学」に入って間もなく、「これはヤバい!」と確信。書き下ろしの「人間解体」については、もう言葉が出ません。このネタは、このオチは……僕は大好きだー!
鳥飼否宇。また一人、追いかけなければならない作家が増えてしまった。
それと、表紙を始め装幀もかなり僕好みでした。特に黒地に銀文字の扉なんか、もう最高。本文レイアウトも格好良かったし、中身も含めて非常に素晴らしい本でしたね。24歳の読書の最初を飾るに相応しい一冊でした。
- 作者: 鳥飼否宇
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/04/20
- メディア: 単行本
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追記
あ、リッパー師匠とボケのネタが被ってた。不覚です。申し訳ない。