読了。一言で云うと、途中から面白くなった。
云わずと知れた西尾維新に因るJDCトリビュート第一弾。『トリプルプレイ助悪郎』は何時出るのか判りませんが、取り敢えず表紙はジョージ朝倉。
正直最初の50頁位は、視点人物である蘿蔔むつみの語りが一寸合わなくて、どうした西尾？って感じだったんだけど、勘繰郎とむつみが逆島あやめ達と本格的に絡み出してからは、何時もの西尾って感じで面白かったっス。特にブラックジャックの勝負の辺りはかなり好き。そっから先の展開もかなりいいです。全然気付かなかったよ、あの人のこと。そういう積もりで読んでなかったし（笑）。
ラストは、落ち着くべき処に落ち着いたって感じで、エンターテイメントに徹する、是又西尾らしい終り方です。しかし、どうしてあんな日付にするんだろう？ アレ*1の真っ最中じゃないか！ パラレルワールドであると云うことの証なのかなぁ？ うーん、判らん。
それにしても、やっぱり「勘繰郎」って名前はどうかと想う。要は「勘繰ろう」なんだろうけど、西尾ならもう一寸いい名前を考え付くと想うんだけどなぁ。それだけが残念でありません。
*1:別にネタバレじゃないと想うけど、一応伏せる
