chronic life

地下室の屋根裏部屋で

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月23日返却期限

気分は名探偵―犯人当てアンソロジー 作者: 我孫子武丸,霧舎巧,貫井徳郎,法月綸太郎,有栖川有栖,麻耶雄嵩 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2006/05 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 14回 この商品を含むブログ (67件) を見る 文芸時評という感想 作…

新刊書店

STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2006年 09月号 [雑誌] 出版社/メーカー: INFASパブリケーションズ 発売日: 2006/08/05 メディア: 雑誌 クリック: 17回 この商品を含むブログ (54件) を見る 『コミックファウスト』編集長のインタヴューが載っていると云わ…

結婚できない男/第六回

「本当、しょうがない人です、あなたは……」(早坂夏美) もう、全篇面白いことは云うまでもないんですが、個人的には前半の信介と夏美先生のお好み焼き屋のシーンが特に良かったです。と云うか、あの日夏美先生が着ていた薄紫色のポロシャツが本当によく似合…

志田未来、14歳の母…衝撃ドラマで初ヒロイン

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060808-OHT1T00076.htm 志田未来主演で、脚本が井上由美子さんと云う時点で充分楽しみなんですが、しかもこんな設定とは、また相当波乱を呼びそうですね。後は、相手役と両親のキャスティングが気になりま…

ゆれる/西川美和/ポプラ社

監督自らの手による映画『ゆれる』のノベライズ、などと云った通り一遍な説明ではとても云い尽くせないほど、この小説『ゆれる』もまた、非常に繊細ながら幾度となく揺れている。或いは、映画以上に。今、僕がこんなところで書いてもしょうがないのは重々承…

「めぞん一刻」初のドラマ化!美咲が“アナタ”を選びます!

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200608/gt2006080701.html 意外にも、僕が個人的に想い入れ深い小説やコミックが実写映像化されたことってあんまりなくて、精々『姑獲鳥の夏』と『白夜行』くらいしか想い付かないんですが、これはちょっと、かなりの衝撃…

ないものねだり/中谷美紀/マガジンハウス

雑誌『anan』に約一年半連載していたエッセイを纏めたもので、読み進めていくと、普通なようでやっぱり普通ではない中谷美紀の素が、少しだけ垣間見えたような気がします。食べ物や習い事、それに旅先でのエピソードなんかが多くて、なかなか興味深い内容で…

上手なミステリの書き方教えます/浦賀和宏/講談社ノベルス

世界は陰謀に満ちている。本書は、巧妙に(でもないけれど)講談社ノベルスを装った、記念すべき「回゛廊ノベルス」の第一作目なのである。この言葉に異議を唱える人は、恐らく殆どいないことだろう。何故なら、これほど『回゛廊』スピリッツに溢れ、『回゛…

小説「ヒート アイランド」が映画化

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/08/05/01.html 僕が唯一注目したのは、監督が片山修さんだと云う点なんですが、まぁそれだけじゃあ観ないだろうなぁ。主演はあのU君ですよ。何か、凄い微妙な感じがするのは僕だけですか?

マイ★ボス マイ★ヒーロー/第五回

もう、面白過ぎて何にも書けません。云うことなし――と、これだけで終わってしまってはあまりにもあれなので、ほんの少しだけ。頭に斧を付けっ放しの香椎さんとか、その香椎さんに出逢った時の大杉さんのリアクションとか本当に大笑いしたし、これまで一番引…

“新生ナナ”に市川由衣を抜てき…「NANA2」キャスト決まる

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200608/gt2006080401.html 前からずっと噂はあったんですが、やっぱりこうなりましたか。市川由衣ファンとしては、どうリアクションしていいのか、正直ちょっと戸惑っています。映画館に観には……いかないかなぁ。って云う…

「花より男子」が復活!続編望む声届く

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/08/04/01.html こっちもきっと続篇をやるだろうと想っていたんですが、キャストが全員続投だそうで何よりです。と云うことは、勿論松嶋さんもですよね? って云うか、1月クールってもう来年の話かよ。早…

黒い太陽/第二回

初回もなかなか良かったけれど、まさかここまでシリアスで面白いドラマになるとは想ってもみなかった。正直あまり期待していなかったキャスト陣も、それぞれ実力以上の力を発揮しているようで、特に主演の永井大は、これくらい鬱屈した役の方が逆にいいかも…

下北サンデーズ/第四回

畜生! 話としては本当によくあるパターンだし、何か悔しいんだけど、普通に感動してしまった。下北サンデーズ、お前ら最高だよ! それに、先週から気になっていた新作「サマータイム・ストレンジャー」も結構長めに流れて、しかも如何にもあくたがわが書き…

新刊書店

探偵小説と記号的人物(ヨミ キャラ/キャラクター) (キイ・ライブラリー) 作者: 笠井潔 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2006/07/27 メディア: 単行本 クリック: 6回 この商品を含むブログ (30件) を見る 何と云いますか、メイクミラクル的なことが起き…

空中庭園/角田光代/文春文庫

つい最近、本書を読んでいる最中にある別の場所で「角田光代は『危険すぎる』」と半ば冗談のつもりで書いたのですが、最後の「光の、闇の」まで読み通した今、それは全く冗談になっておらず、真摯に僕の気持ちを反映させた言葉であると云うことが、ある意味…

結婚できない男/第五回

これはもう、本当に手放しで面白い! これまでは、何とか分析的と云うか理性的に感想を書いてきたつもりだったのですが、もうそんなの無理。とにかく、いい! 信介の素晴らしさはこれまでに何度も書いてきましたが、今回は夏川結衣さん演じる早坂夏美が実に…