chronic life

I can (not) have relations.

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

マイ★ボス マイ★ヒーロー/第七回

去年書いた『野ブタ。をプロデュース』第八回の感想の冒頭と全く同じなのは重々自覚しておりますが、敢えて書かせて下さい。いや、書かせていただきます。 切ねぇー! いや、寧ろ せっ……切ねぇ……。 齢二十五にして、「青春」真っ只中を自称している僕としま…

9月2日返却期限

いま私たちが考えるべきこと 作者: 橋本治 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2004/03/30 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (24件) を見る 趣味は読書。 作者: 斎藤美奈子 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2003/01/01 メディア: 単行本 …

黒い太陽/第四回

黒い、どこまでも黒いなぁ……。ここまで黒一色のドラマも、本当に久し振りな気がする。けど、それが面白い。立花が大滝の家に行った時点で、妙なフラグが立っちゃったなぁとは想ったけど、まさかこういう展開になるとは。しかし、これでこのまま吹越さんがフ…

竹野内&渡が男のホームドラマ

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060818-77052.html 『レガッタ』の後がこれって、殆ど視聴者総取替えって感じじゃないですか。やっぱ、失敗したと想ってるんだ、テレ朝も……。とは云え、竹野内さんと年配の俳優のW主演、そして初期設…

文芸時評という感想/荒川洋治/四月社

ぼくは、きれいな女性が男性をとことん好きになるなんてもったいない、そんなことがたびたびあってはならないという、おかしな考えをもつ人間なので、このような恋を見ると、光に打たれるようでまばゆい。(p.305下段) 端から端まで存分に楽しんでおいて、…

堀北真希、地上波での連ドラ初主演「鉄板少女アカネ!!」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200608/gt2006081701.html 日テレの土9*1だったら全然驚かなかったんですけど、まさかTBSの日曜劇場でこれをやるとは、ちょっとびっくりしてしまいました。それにしても、なるべくならドラマ界を擁護する立場に立ってもの…

下北サンデーズ/第六回

前回、堤演出の肝は「小ネタ」と「浪花節」だ(大意)、と云う感想を書いたんですが、今回は殆ど全篇「浪花節」一本でしたね。特に、ラストのメンバー全員(下馬まで!)が富美男に土下座するところなんか、普通だったら笑っちゃいそうなんですけど、何故か…

篠原涼子、一夜限りの「アンフェア」…フジ系SPドラマで復活!

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200608/gt2006081604.html 小説の続篇も出るし、多分ドラマの方も何かしらの形で続篇が作られるだろうとは想っていましたが、こうやってちゃんとした記事になって公式発表されて放送日まで決まると、案外嬉しいもんですね…

羽生 21世紀の将棋/保坂和志/朝日出版社

本書が発売されてからもう十年近い歳月が流れていて、「21世紀」と云う言葉にも、それほど特別な意味合いはなくなって久しいような気がしてしまっている。僕にとって羽生善治と云えば、寝癖がトレードマークの七冠王(当時)で畠田理恵と結婚した人、と云う…

妖怪大戦争

「戦争は、いかんです。腹が減る、だけです」 先週の『金曜ロードショー』で放送されたものを録画で観ました。TV版の編集が酷い*1と云う意見や感想を各所で目にしていたもので、些か観渋っていたのですが、やはり水木大先生のあの一言を聞くのに最も相応しい…

結婚できない男/第七回

ラストでみちるが云っていたことが実に象徴的だけれど、確かに「頑固」と「偏屈」と云うベクトルの違いはあるものの、「変人」と云う括りにおいては、信介と夏美の父・康雄はよく似ていると想う。だからこそ、逸早く夏美が信介のいいところに気付いたり、不…

三谷幸喜氏「市川崑の一族」…「犬神家の一族」で迫真演技

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060814-OHT1T00056.htm いやー、これで益々映画館に足を運びたくなってきたなぁ。当然のように、各誌殆ど同じような内容の記事が掲載されていたんですが、僕がどうして敢えてこのスポーツ報知の記事を取り…

8月28日返却期限

羽生 21世紀の将棋 作者: 保坂和志 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 1997/05/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (12件) を見る 単行本をこれだけ読んでいないと云うのも何だか変な感じなので、この際に。将棋のことは…

BOOKOFF

虚無への供物 (講談社文庫) 作者: 中井英夫 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1974/03 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 238回 この商品を含むブログ (95件) を見る これまで僕が持っていた奴よりも更に古い、講談社文庫のマークとかも昔の奴*1が105円だ…

八木剛士 史上最大の事件/浦賀和宏/講談社ノベルス

正しく彼女の拳こそが燃えよ鉄拳だったのだ。(p.87) 前作『上手なミステリの書き方教えます』に比べれば、『回゛廊』度は低め。って、そんな評価基準しかないのか、って感じですが、それ以外の何を書いたって、「八木剛士 史上最大の事件」の前では、凡て…

シルエット/島本理生/講談社文庫

恋愛と云うか、人を愛すると云ったことから降りようと想ったのは、二十三歳の秋だった。 全くもって、僕の個人的な事情ではあるのですが、角田光代の最新作と浦賀和宏の最新作の間に、島本理生のデビュー作を読むと云うのは、なかなかどうして稀有な体験だっ…

イッセー尾形のたった二人の人生ドラマ

一番判り易く説明すると、博多の屋台と云う一つの舞台だけを共通設定とした、イッセー尾形版『スジナシ』三本立てがメインで、その合間に素のイッセーさんが普通に博多の屋台街を巡っている画がちょっとだけ挿入されると云う、なかなかにマニアックな作りだ…

マイ★ボス マイ★ヒーロー/第六回

痛恨の録画ミス! と云うか、外出していたので完全に録画頼みだったのですが、恐らく落雷か何かの影響で一度停電となり、その際に予約設定が消えてしまったものと想われます。未熟……((C)里中ゆいか)。公式サイトの「ストーリー」と各所の感想を、目を皿に…

ハセキョー「愛の流刑地」で女検事に初挑戦…不倫キスにも挑戦!

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200608/gt2006081203.html 原作は絶対読まないと想うけど、映画はどんどん観たくなってきちゃうんだよなぁ。不思議だ。ハセキョーも、別にそこまで好きな訳じゃないけど、この記事の眼鏡にタンクトップ姿で書き物をしてい…

黒い太陽/第三回

いやー、いいなぁ。本当、云い方悪いですけど、この枠でこの原作でこのキャストで、よくこんなに面白くなってるよなぁ、と。一見、ハンデと想われるようなところが、全部逆にいいところに変わっているような気さえしてしまいます。多分、いやきっと原作より…

松たか子&藤田まことが“本物”見せます…フジ「役者魂!」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200608/gt2006081103.html 松さんの連ドラ出演が約三年振りと云うのも結構驚きなんですが、共演が藤田まことさんと云うことで更にびっくり。脚本の君塚良一さんも、映画やSPドラマは結構あったんですが、連ドラとなると多…

中谷美紀「黒沢教の信者」

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060811-OHT1T00034.htm 今、最も公開を心待ちにしている映画の一つなんですが、想わず「黒沢教」と云う言葉に反応してしまいました。あー、やっぱ面白そうだなぁ。これは絶対、ちゃんと映画館に観に行こう…

紀香&優で「だめんず・うぉ〜か〜」

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060810-OHT1T00059.htm すっかり『のだめ』ドラマ化の発表の陰に隠れてしまった感じなんですが、こちらも発表になっておりました。うん、まぁ、いいんじゃないですか……。『渡鬼』よりは観る気がします。

上野と玉木W主演、フジ月9で奏でる「のだめカンタービレ」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200608/gt2006081002.html 一年くらい前から噂はあったし、昨日の時点でフライング記事も読んでいたので、別に驚きはなかったですし、個人的には特に原作へ想い入れもないので、正直「へぇ〜」って感じなんですが、若手の…

夜をゆく飛行機/角田光代/中央公論新社

だれかを好ましく思う、ということと、だれかに恋をする、ということは、冗談みたいにかけ離れている。(p.189) 何故だか判らないけれど、読み始めて三頁目(p.5)で、既に涙ぐんでいた。これまで、普通の人に比べれば少しくらいは多い数の本(小説)を読ん…

下北サンデーズ/第五回

個人的には堤監督の持ち味って、大きく分けて「小ネタ」と「浪花節」の二つだと想っているんですが(勿論、堤演出の魅力はそれらだけではなく、この二つが特に顕著で判り易いと云うくらいの感じなんですが)、そういう意味では今回ってとても象徴的だったな…

元さんより

有難く頂戴致しました(読むかどうかはさて置いて)。いやいや。

さとるさんより

LOVE or LIKE 作者: 石田衣良,中村航,本多孝好,真伏修三,中田永一,山本幸久 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2006/07 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (57件) を見る ドラママチ 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 20…

新刊書店

クイックジャパン 67 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2006/08/10 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (23件) を見る 八木剛士史上最大の事件 (講談社ノベルス) 作者: 浦賀和宏 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/08/08 メディア: …

虹ヶ原 ホログラフ/浅野いにお/太田出版

卑怯者の君へ、怠け者の君へ、 嘘つきの君へ、臆病者の君へ――。 と帯に書いてあるんですが、「これってどう考えても俺のことじゃん!」と何の疑いもなく想ってしまうような僕は、見事に撃沈させられてしまった訳です。浅野いにお、最高! とても率直に云うと…