chronic life

地下室の屋根裏部屋で

ないものねだり/中谷美紀/マガジンハウス

雑誌『anan』に約一年半連載していたエッセイを纏めたもので、読み進めていくと、普通なようでやっぱり普通ではない中谷美紀の素が、少しだけ垣間見えたような気がします。食べ物や習い事、それに旅先でのエピソードなんかが多くて、なかなか興味深い内容でした。その時撮っている作品についての言及なんかも結構あって、そういう内幕的な部分も面白かったです。って云うか、こういう感じのエッセイって、何か感想書き難いですよね。いい悪いじゃなくて。あ、そうだ。「ないものねだり」ってタイトル、とってもいいと想います。やられた!って感じがしました。最近で云うと、YUKIの「ふがいないや」と同じくらい。

ないものねだり

ないものねだり