読了。実はこっそり読み落としていたのだった。そんなこんなで、漸く読んだ。
とても他人事だとかネタとか云って笑い飛ばすことは出来なくて、僕にはリアルでシリアスで哀しい物語に感じられた。「物語」と云う言葉が不適切なら、僕はそれを「人生」と呼ぼう。細かいところを見ていくと、そんなに自分と重なる部分はないんだけど、醸し出す雰囲気がそんなことを全部吹っ飛ばしてしまう。実際本人が笑わせるつもりで書いてるのかどうか、僕にはとても判らないけれど、どうしたって笑えたもんじゃない。涙を流すことはあっても――。哀しい本でした。
何だか、そんなことを云ってる自分が哀しい。
- 作者: 滝本竜彦,日下潤一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/07/28
- メディア: 単行本
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