chronic life

地下室の屋根裏部屋で

どうでもいい話

二年位前、前の職場の課内旅行で温泉に一泊した時のこと、何時もの如く皆しこたま酒を飲み、極限迄酔っ払っていた、凡そ午前三時過ぎ。それぞれの泊まりの部屋で車座になって飲んでいたので、殆ど人達が徐々に寝始めて、何時の間にかその部屋で、ある先輩と僕の二人だけが、1対1で飲んでいる形になってしまった。
そんなある時、ベロベロに酔っ払って、直前迄殆ど呂律も廻っていなかったその先輩が、急に真面目な顔になって、僕にこんなことを云い出した。
お前は何時も、仕事でも何でも、常に展開を先回りして最悪の場合を想定して、何とかそれを回避するように立ち回っている。だから、お前は自分の実力以上のことは決して出来ないし、最悪の場合は、その問題から逃げることばかり考えている。そこが鼻に付くから、お前は可愛気がないし、後輩として面倒みてやろうとか想えないんだよ――と。
大体、そんなような主旨のことだった。さっきも云った通り、その先輩もかなり酔っ払っていたので、その時僕にそんなことを云ったなんて、きっと憶えてないんじゃないかと想う。けど、同じようにベロベロに泥酔していた僕は、何故か不思議とこういうことは克明に憶えていて、丸で昨日の夜のことのように、想い出すことが出来る。
結局、その先輩が云ったことが正しいのかどうかも判らないし、それに、若し仮にそれが真実だったとしても、果たしてそれが僕にとって悪いことなのか良いことなのか、今の僕には判断出来ない。
唯、今僕が想っているのは、きっとそれは本当で、僕にとっては良くないことなんだ、と云うことだ。そしてそれは、きっと治らないし、何時か僕の命取りになるだろうと云うことだ。と云うかもう、それは発動したように想う。そう、発動したんだ、既に。


今日、ご心配を掛けた皆さんへ。
明日は意味も無く、唯チケットが勿体無いと云う理由だけで、北海道に行って来ます。泊まる処は無いけど、一晩位サウナでも漫喫でも何とかなると想う、気がする。
あえて、カレーオフのことについては一切触れない方が、僕のキャラが立つと想います。唯一、ウリオ様。『定本ゲーム殺人事件』有難う御座居ました。果報家宝にします。