chronic life

I can (not) have relations.

汚れた舌/第三回

今週は嵐の前の静けさと云うか、ワンクッションって感じの回でしたね。初回と前回のテンションが高過ぎたんで、僕はこれ位で丁度いいですけど。で、中盤がもっと凄いことになる訳ですよ、これまでの内舘ドラマの傾向と対策からいくと(笑)。
千夏は、ことある毎に「仕事と恋があれば」って云うけど、仕事の方は殆ど描かれないし、要は白川がいるから大丈夫なんだろう、と想ってしまう。白川と逢えないだけであの凹みようですからね。今週のラストで、本人も「白川は命と同じです」みたいなこと云ってたし。それに引き換え白川は、そんなに千夏のことを想ってるようには見えないんだよなぁ。歳も歳だから抑えた演技をしてるんだろうけど、仕事が入るとすっかり忘れられてしまうような存在でしかない、ってことなんじゃないかなぁ。この辺の気持ちの重さの差が、今後二人の関係を壊していきそう。と云うか、二人の関係を知った典子がどう出るかが楽しみな訳ですが。
耕平はもう、千夏にドップリって感じですね。千夏に相手にされてない構図を見ると、加藤さんも満更悪くないなぁ、と想いますが(失礼)。後、舌では何とでも云えても、唇が杏梨を拒否してしまうのが実に秀逸。ドラマのテーマにもよく合ってるし。
弘子は、千夏がピアノ弾けないって聞いた時のリアクションがもう、最高。お前の価値判断は全部それか!と。杏梨はどうも、娘をダシに使い過ぎだと想う。で、光哉は何だかんだ云ってやっぱり、杏梨が気になってるんだなぁ。母親と正反対のタイプだから、好きなだけかも知れないけど。
しかし「四天王展」って、もう少しマシなネーミングはなかったものだろうか……。