chronic life

地下室の屋根裏部屋で

書きあぐねている人のための小説入門/保坂和志/草思社

読了。いい本だった。読み終えて、素直にそう想った。
保坂さんの主張――と云うか、この本の中で述べられていることは、八割方「本当にそうだなぁ」と想っていて、偉そうに云えば、僕もそういう気持ちで小説を書いたりしているのだけれど、なかなか巧くいかなくて、だからこそ、そこが非常に巧くいっている(と少なくとも僕は想っている)保坂さんの、小説についてのちょっと突っ込んだ話を訊いてみたいな、と丁度想っていたので、正にこの本は渡りに舟だった訳です。後はそれを受けて、僕がもっとまともなものを書けばいいだけの話ですから。ここで云う「まともなもの」ってのは、勿論「小説らしい小説」と云う意味ではなくて、要は「巧くいっている小説」のことですがね*1。あー、指示語は一杯あるのに、実際に指示している内容は、実際に本を読んでみないと判らないのだから、全くもって不親切極まりない。ま、読んでもらえば判ると想いますが。と云うか、この一連の文章全体が非常に読み難い、とも云えるのだけれども。
例によって図書館で借りて読んだ訳ですが、是非ちゃんと自分で買って手元に置いて、事ある毎に読み返したい一冊でした。

書きあぐねている人のための小説入門

書きあぐねている人のための小説入門

*1:余計に判り難くなったような気がしないでもないですが