chronic life

I can (not) have relations.

輪廻

奇しくも、昨日観た『予言』と同じ「Jホラーシアター」のシリーズなので、プロデューサーの一瀬隆重さんや音楽の川井憲次さんなど、被っているスタッフも多いんですが、何より監督があの『呪怨』の清水崇監督と云うことで、公開当時から気にはなっていたのでした。別に、ホラーに目覚めたと云う訳でもないんですが、TBSが夜中に二夜連続で放送するんですもん。そりゃあ、観ちゃいますよ。作品全体としては、ラスト三十分くらいの幾つかの映像(と云うかヴィジョン)が交錯し始めてからが一気に面白くなったと想います。フィルムの画質とかロールの回る音とかで、微妙に区別が付く感じが堪りませんでした。ネタとしてはまぁ判り易い方だと想うんですが、その見せ方とオチの付け方が良かったです。優香さんの演技が凄く良くて、ちょっとどころかかなり役者として見直しました。後は、椎名桔平さんの役がなかなかの曲者ですよね、色んな意味で。そうそう、大学教授の役で黒沢清監督が出演していたのも結構驚きました。しかも出てるって知らなかったのに、声が聞こえただけで直ぐに「あ、黒沢監督だ!」って気づきましたからね。前から想ってたけど、黒沢監督はいい声だなぁ。最後に流れる主題歌のインパクトは、CMとかで聞いていた時も凄いと想ってたんですが、今回改めてちゃんと聴いてみると、映画版『リング』のアレ以来の衝撃を受けましたね。ちょっと練習して、カラオケとかで唄ってみたいくらいです。多分、無理だけど。

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