身元引受人の件は、もうちょっと押し問答になるかと想ったけど、案外あっさりだったなぁ。確か原作では、ここで赤木の名前も出てくる筈なんだけど、それも端折ちゃってたし。って云うか、あれじゃあ結局どうやって引受人なしで刑務所を出たのか、よく判らなかったような……。まぁいいのか、そんな細かいところは。松子と島津が話をするシーンは、別になくても良かったかなぁ、と。って云うか、話をすればするほど、島津の誠実さが薄っぺらなものになってしまうような気がしてしまったのは、僕だけですかねぇ。或いは、そういう演出だったのかも知れないけれど。秋野さんのあかねオーナーは、かなり堂に入ってましたね。採用した夜の食事のシーンなんか、「ちょっと松子に気があるのかな?」と想ってしまったくらいです。まぁ、それは僕の勘繰り過ぎでしょうけど。めぐみが初めて出たヴィデオとケーキを持って松子の部屋に来たシーンは、映画よりも原作よりも良かった気がするなぁ。塀の中でめぐみの云った「希望」と云う言葉を支えにしてきたからこそ、今のめぐみとは距離を取ることしか出来なかった松子、と云う構図もいいと想ったし。で、遂に龍洋一と再会した訳ですが、松子が殆ど老けた感じがしないから、同年代にしか見えないのがちょっとなぁ。まぁ、それはそれでいいんですけど。次回以降の展開に期待します。