chronic life

I can (not) have relations.

解夏

同じさだまさし原作、大沢たかお出演の『眉山』公開直前と云うことで、深夜にフジテレビで放送されていたものを録画で観ました。全体的に、とてもしっとりした映画だなぁ、と想ったんですが、この「しっとり」と云うのがなかなか曲者で、それがこの映画の長所にもなっていれば、短所にもなっているような、何とも云えない微妙な感じがしました。いや、大沢さんも石田さんも富司さんも田辺さんも古田さんも林さんも柄本さんも、そして勿論松村達雄さんも、非常に良かったんですが、出来れば僕は、このラストシーンの後をこそ見たかった。まぁ、それじゃあ『解夏』にならない訳ですが。個人的に一番グッと来たシーンは、前の教え子達からの手紙を読んでもらうところですかね。ベタっちゃあ、ベタですけど。しかし、連ドラの『愛し君へ』を観ていた時も想ったんですが、やっぱり失明するって一番怖いことかも知れないなぁ、と。もし自分が同じ状況になったとしても、劇中の柄本さんの役のように、明るく振舞える自信は全くありませんね。あまりにも、目に依存し過ぎた生活と云うか人生を送っているもので。

解夏 スタンダード・エディション [DVD]

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