皆に大人気のケンちゃんなんですが、僕は信介と同じくらい、或いはそれ以上にケンちゃんに対して興味と云うか想い入れがないので、今回はこれまでで一番地味と云うか、単調だったかなぁ、と云う気がしてしまいました。大いなるワンクッションと云うか。犬だけに（しまった）。それに、幾ら自分が勘違いをしてしまっていたと云うことに気付いたからと云って、信介の性格上、あんなに必死でケンちゃんを捜すとはどうしても想えないんだよなぁ。それだけ成長した（或いは情が移っていた）ってことなのかも知れないけど、今回はちょっと強引と云うか、大袈裟過ぎたような気がしました。とは云え、信介が前回貰った（使い道のなさそうだった）引出物の皿をケンちゃんの食事用に出したところや、夏美先生がケンちゃんに引っ張り回されるところなど、ちゃんと笑えるシーンもありましたけど。後はやっぱり、単純に信介と夏美の絡みのシーン（電話含む）は全部面白い。「欠点に対して寛容さを持たないと」と云う説教を、お互いにし合ったところとか、本当いい感じだと想うんだよなぁ。まぁ、今回はケンちゃんファンに対する感謝祭だったと云うことで。
