chronic life

I can (not) have relations.

時効警察/第八回

実は放送開始前から、一番気になっていたKERAさんの回(脚本は山田あかね氏と共作)だったのですが、期待以上の面白さでした。これまでの中で、一番好きな回かも知れません。この面白さは、ちょっと言葉にならないな、と。とは云え、「多め亭」のシーン(犬山イヌコは卑怯過ぎる!)とか、微妙な具合の『博士の愛した数式』へのオマージュ(パクリとも云う)とか、霧山そっくりの変態(しかも容疑者)とか、霧山の部屋でのセーラー服のシーン(ある意味王道だったけど)とか、他にも細かいネタを拾い出すとキリがない感じなんですが、とにかく全体の雰囲気が凄く良かった。KERAさんの趣味なのかも知れませんが、いつもにも増して駄洒落が多かったのも、何だか妙にウケてしまった。「栗捨い」で「アガサ・クリスティ」なんて、このドラマであの状況じゃなきゃ笑わないですよ(多分)。それと、今週もやっぱりカードに一捻り効いていて、そういう流れとかお約束をしっかり踏まえているのも好きなポイントです。って云うか、八歳の弥生が書いてタイムカプセルに入れた手紙のインパクトがあり過ぎて、ラストはもうカオス状態だったような気がする。後、これは特筆すべき事柄ですが、麻生久美子のセーラー服姿は良かった。基本的に、セーラー服はそんなに好きじゃないんだけど(寧ろブレザー派)、今回は完敗しました。別に高校生に見える訳じゃないんだけど、何だかよく判らない魅力が炸裂していたと想います。
あー、来週で終わってしまうのが非常に残念でなりません。『TRICK』みたいに、きっとまた帰ってくると信じるしかないのかなぁ。『時効警察』映画化とかなったら、超ウケるんですけど。