chronic life

I can (not) have relations.

明智光秀〜神に愛されなかった男〜

二時間半がとても短く感じられたので、きっと面白かったんだと想います。と云う、妙に歯切れの悪い書き出しになってしまったのは、どうしてだかよく判らないんですが、観ていて何だかとても変な感じがしたからでして。やっぱり、光秀が主役と云うのは、結構斬新と云うか、話の展開としてもなかなか新鮮でしたね。それに、足利義昭の暗躍っぷりをこれだけフィーチャーしたドラマと云うのも、初めて観たような気がしますし(大河とか殆ど観ないもので)。また、谷原さんがばっちりハマってるんだよなぁ、その義昭に。何だろう、あの虚仮威しと云うか、腰が据わっていない感じの素晴らしさは。上川さんの信長も、特に後半のキレっぷりが清々しくて良かったです。とりわけ本能寺で光秀と相対したシーンとか、迫真の演技でしたね。長澤さんのひろ子は、年齢の設定が全然判らなかったんですが、ちゃんと母親にも光秀の妻にも見えていたので、それだけで合格点をあげたいと想います。とは云え、この役って別に長澤さんじゃなくても良かったような(ry。おっと、メインの光秀と秀吉に殆ど触れていなかったんですが、僕は唐沢光秀好きですね。柳葉さんの秀吉も凄く魅力的ではあったんですが、個人的に元々あんまり秀吉が好きではないので、それを覆すほどではなかったかなぁ、と。まぁ、これは完全に想い入れの領域の話になってしまいますが。そんな訳で、これからは「戦国武将の中で誰が好きだ?」と訊かれたら、「明智光秀」と答えることにしようと想います。まぁ、そんな機会は極稀でしょうが。ところで、伊藤英明はどうしてあんな出演の仕方を? エンドロールを見て、「あれ、出てたっけ?」と想った人が、結構いたような気がするなぁ。まぁ、ほぼ同じシーンが最初と最後に二回あったので、二回目は気付き易かったと想いますが。