chronic life

I can (not) have relations.

てるてるあした/第一回

丁度一年前、幾度となく僕に涙を絞り出させた『雨と夢のあとに』のスタッフ・キャストが再結集と云うことで、個人的には春クール一期待していたんですが、初回としては先ず先ずだったかなと想います。まぁ、『雨夢』も序盤はそんなに盛り上がらなかったし、初回でこれくらいの面白さなら、この先結構期待出来るんじゃないかと。主演の黒川智花は、僕のファン心理と云うのを抜きにしても、その堂々たる演技に風格さえ感じられました。何せ、草笛光子さんとほぼ互角に渡り合っていましたからね、それだけでも充分上出来ですよ。ヴィジュアル的には、若干過渡期と云った印象でしたが、まぁそれはそんなに問題でもなく。木村多江さんに関しては、もう磐石の安定感ですね。日本一の薄幸女優の面目躍如と云ったところでしょう。何だか、あんまり褒めてるっぽくないかも知れませんが、100%褒め言葉です。次に、そんなに出番は多くなかったですが、荻野目慶子さんの存在感たるや凄いですね。恐らく次回以降も、一回に一度か二度出番があるかどうかと云ったところでしょうが、それでも充分インパクトを残してくれるだろうと想います。少し気になったのは、金子君かなぁ。何かちょっと、一人だけ浮いてるような感じが……。けど、最後のシーンなんかは特に違和感を感じなかったので、金子君がと云うよりも、松本陽太と云う役に違和感を覚えているだけかも知れません。次回以降、様子見と云うことで。最後に、番宣のスポットなんかで、サビだけは何度か耳にしていた主題歌ですが、スタッフロールを見るまで、平川地一丁目だと全然気付きませんでした。これが声変わりの魔力と云うことか。いや、これはこれでアリだと想いますけどね……。