chronic life

I can (not) have relations.

電車男/第六回

いやー、凄かった。色んな意味で凄かった。後半の盛り上がり方なんかもう、最終回かと想ったくらい。それは多分、さながらミステリーの解決篇のように、これまでそれぞれの登場人物が互いに知らなかったことを一挙に知ることとなり、様々な歯車が大きく動き出した(軋み出した?)せいなのだろう。
などとまどろっこしい云い方をして誤魔化そうとしているけど、電車が嘘を吐いたのがエルメスにバレる!ってトコは、正直震えたなぁ。だってさぁ、電車の葛藤とか本当によく判る訳ですよ。エルメスのことは好きだろうし、大切でもあるんだろうけど、人生それだけが凡てじゃないし、友達だって趣味だって大事な訳じゃない。だから、どっちが上とか下とかそういうことじゃなくて、巧く両立させなきゃいらん訳ですよ。
と、ここまでは電車を擁護したい雰囲気なのだが、やっぱ嘘はいかんよなぁ。もうエルメスの性格も大分判ってきてたんだから、嘘を吐くよりはオタクってカミングアウトする方がまだマシだって、どうしてそういう風に考えられなかったかなぁ。「仕事」って云っちゃあいかんよ、本当。ここからもう一回引っ繰り返すのは、かなり厳しいと想うけど、大丈夫かなぁ、電車……。
それにしても、コミケに向かう際の電車の服装は、まるで「オタク」のコスプレをしているみたいだったなぁ。いや、ある意味そうなんだけどさ。
後は、エルメス=沙織と気付いて車に飛び乗った桜井が、これからどのように動くのかも気になるかな。