是又傑作。池脇千鶴がいいです。ジョゼだよなぁ、ジョゼ。妻夫木君は『オレンジデイズ』の前に是をやっていたかと想うと、逆に色々と考えさせられるものがあります。それにしても、もう是って地なんじゃないか?って想う位普通のエロ男です。シーン自体がそれ程エロいって訳じゃないんだけど、セックスってやっぱ大事なんだなぁ、と想った。身に詰まされます。処で「世界で一番エロいこと」って、なんやったんやろう……?
とは云え、別にエロだけの映画な訳じゃないですよ。それは誤解して貰っては困る。いい、恋愛映画です。出逢いがあって知り合って、葛藤や障碍の先に触れ合いがあって、そして平穏の先には終わりがある――って云う。その仲では、勿論セックスもあれば喧嘩もある。当たり前の、普通の恋。だから刹那い。だから苦しい。なんちゅうかね、今恋愛をしている凡ての人達に捧げたいです。そして、かつて恋をしていた凡ての人と是から恋をする人にも。
後、今『スウィングガールズ』で東北弁全開の上野樹里もいいです。特に終盤ジョゼと対決するシーンが○。その時、一緒にいた子役の娘が又いい味出してるんですよ。もうね、女は幾つであろうが女なんですよ。
最近、余りにいい映画ばかりに当たるので恐い位です。俺の是迄は一体何だったんだと? あー、やっぱ邦画はいいなぁ。何せ、出てる人のこと知ってるもの。