chronic life

I can (not) have relations.

曲がり角の彼女/第七回

甲本やったな。いつかこういうことが起こるんじゃないかと想ってたけど、ここで来たか。なるほど、いいタイミングかも知れない。堀内のいい加減さに、そろそろ皆呆れ始めた頃だったかも知れないし。
今回は、隅から隅までお金の話で持ち切りだったんだから、折角なら甲本の融資の話ももうちょっとちゃんと出せば良かったのに。ま、なつみの母親の問題と堀内夫婦の話に千春を絡めたら、もうお腹一杯って感じもしたけど。
結局「金より情」ってところに落ち着くのは仕方ないとしても、なつみの母親の描き方はもうちょっと考えても良かったんじゃないかなぁ、とは想う。だって、同情する余地ないですもん、あの母親。そりゃあなつみには、過去の想い出とか、色々想うところがあるんでしょうけど、それが殆どドラマの中で出て来ないもんだから、ラスト呼び止めるところが全然しっくりこない。何せ、これまで延々と母親のことを疎ましそうに描いてきたもんだから、それならもう縁切っちゃった方がいいのに、って観ている側も想う訳ですよ。そこだけちょっと、ご都合主義を感じてしまった。
とは云え、全体の構成はかなり巧かったと想います。これまで浮いてた夕子と杏子のキャラも存分に生かせたし、千春となつみ、なつみと修二、千春と甲本、堀内と甲本辺りの関係性も、かなり巧みに動かせてたと想う。予告を観る限り、次回はその辺りの関係が更に一歩前に進むようなので、どういう流れでそうなるか、色々と気になりますな。
それにしても、えり子があんなに貯め込んでいるとは想わなかったなぁ。そりゃあ簡単に男に金渡す訳だ*1

*1:第二回参照