ヤバい、ヤバいなぁ。かなり面白くなってきた。やっぱり内舘ドラマは中盤がいいなぁ（笑）。観る方も段々慣れてくるし、書いてる方も筆が乗ってくるし、この位からが丁度いい感じでヒヤヒヤ出来るんですよねぇ。いやー。良いですよ。
ラストの杏梨はもうかなりキてるね。けどどうやってそこまで来たんだ、お前？って感じだけど。何で花畑の中なんだよ。この人が壊れてくると、いよいよ内舘ドラマの本領発揮ですね。如何にもイタい弘子や典子がヤバいのは当たり前として、一応表面上は体裁を保っていた筈の人間が、判り易くおかしくなっていくってのが面白い訳で。そういう意味では、耕平が壊れたら一番面白くなりそうな気もするけど。
光哉は普通に杏梨に惹かれてるのかと想ってたけど、そんなのどうでもいいらしい。要は自分が巧く立ち回れればいいのであって。二枚舌に象徴されるように、皆にいい顔して、どっちに転んでも自分だけは大丈夫なように伏線を張っている。耕平よりよっぽど出来る男ですよ、こいつは。人間的にどうかは知らないけど。
千夏が風船を割るシーンは、良かったなぁ。と云うか、全般的に千夏は情緒不安定だったなぁ、今回。本当、白川に振り回され過ぎですよ。未だに「恋と仕事」とか云ってたけど、あんたのは「依存と虚栄心」だから。白川に捨てられたら終わりですよ。そうなった後の千夏がどうなるのか、今から楽しみでしょうがない。
白川を刺した典子が、これからどういうベクトルに向かっていくのか、それが気になるようなならないような。娘に対する不信感の方が勝っちゃってる感じもしますが。それにしても、刃物に反応し過ぎですよ、もう。
