chronic life

地下室の屋根裏部屋で

「ヘリオテロリズム」Vol.2/感想/連載小説

引き続き連載小説の感想です。と云うか、連載ものの感想って書き難いよね。

宇宙探偵ザイザー7の事件簿 セピアブルー過去発掘場第三ゲート(第一回)/松本楽志

ホラーが些か苦手だった私としては、初めて「ヘリテロ」に載った楽志さんの小説を心から楽しめた気がします。今のところですが、事件らしい事件が何も起きてないのも僕好み。この調子のまま終わったら笑うなぁ。続きが気になります。

#4「君は僕に語りかける(上)」/丼原ザ★ボン

自作。自作についてはもう厭と云う程書いたので、ここでは客観的な視点から。改めて読んでみると、粗ばかりが眼に付いて仕方なかった。しかも、こんなところで終わらせるか?って感じだし。因みにちゃんと終わるかどうかは、僕が一番不安です。

メタ探偵の溜息 前篇/秋山真琴

秋山さんの小説は、何時も一体何処に着地するのか全く判らなくて、それが楽しみなような不安なような、何とも云えない気持ちにさせてくれます。本当、『JOJO』なしでこれを書くと云うのは凄いと云うか何と云うか。続きが気になります。

輪唱ラヴソング(二)/曽良

今のところ、Vol.2のベストかなぁ。連載だし、未だ未だ話の途中なんだけど、好きなんですよねぇ。徐々に不穏な空気が流れてきて、益々いい感じです。台詞と地の文のバランスがいいですよねぇ。見習いたいです。勿論、続きが気になります。